世界の従業員、BTC・暗号資産支払いへの関心高める―レポート

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 グローバル給与計算専門会社Deelが発表した最新レポートによると、市場低迷が続く中も、従業員の暗号資産(仮想通貨)で支払いを受けることへの関心は衰えていない。

 22年上半期、国境を越えた従業員が受け取った賃金のうち、暗号資産での支払いは5%を占めており、6カ月前の2%から上昇している。

 「暗号資産での引き出しは、過去6カ月間安定している」とDeelは指摘している。

 レポートによると、暗号資産支払いは、通貨の変動率が大きい地域で特に人気があり、中でも中南米地域は、22年1月から6月の間で、世界で引き出された暗号資産支払いの67%を占めていた。

 ヨーロッパ、中東、アフリカが24%で2位、7%で北米が続き、アジア太平洋地域は2%だった。

 従業員は幅広い種類の通貨で賃金を受け取っているが、ビットコイン(BTC)は22年上半期には47%のシェアを獲得し、暗号資産支払いの大半を占めていた。

 ビットコインの後は、29%でUSDコイン(USDC)、14%でイーサリアム(ETH)が続いた。世界の従業員は、ソラナ(SOL)とダッシュ(DASH)でも支払いを受け取っている(シェアはそれぞれ8%と2%)。

 Deelによると、約150カ国の10万人以上のクロスボーダー契約と、Deelと第三者の情報源から得た50万件以上の給与データを調査に使用した。動向は22年1月から6月の6カ月間を追跡しており、対象国はいずれもレポート発表時点で20件以上の雇用・労働契約を登録していたということだ。

 Deelは、世界約150カ国の契約者や従業員の雇用、給与支払い、管理を法令に準拠して行うために必要なツールを提供しており、同社のサービスは世界8000人以上の顧客が利用している。Deelのデータによると、同社の顧客には、エアテーブル、アンデラ、ドロップボックス、スポティファイ、スペンドデスクなどがある。

 契約者は、給与の一定割または全額をビットコインやイーサリアム、ソラナ、ダッシュ、USDコインで引き出すことができると、Deelは説明している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/global-professionals-increasingly-interested-in-bitcoin-crypto-payments-report.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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