交通反則金を支払わなければ暗号資産を没収-韓国警察の実証実験で警官に新たな権限付与

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 韓国の警察は、罰金の支払いを拒否する人々から暗号資産(仮想通貨)を押収することができる権限を試験的に付与された。すでに交通反則金を支払わなかった市民からトークンを取り上げている。

 中部日報によると、韓国警察庁は京畿道軍浦市の警察本部で「暗号資産差し押さえ」プロジェクトを試験的に実施している。プロジェクトの一環として、76万3000ドル以上相当の罰金滞納者が、国内暗号資産取引所でトークンを保有しているかどうかを調査するよう警察官に指示があった。

 そのようなことが判明した場合、警察官はウォレットを凍結し、通貨を押収できる令状を取得することができる権限を付与される。

 この実証実験が成功すれば、全国の警察署で展開される可能性もある。

 この実証実験の結果、少なくとも1人の暗号資産ウォレットから資金が押収されている。同メディアによると、同市に住む1人の市民が3万8000ドル以上相当の通貨を取引所ウォレットで保有していたにもかかわらず、2000ドル未満相当の交通違反の罰金を支払っていなかったことを警察官が発見したという。

 警察官はウォレットからトークンを「押収・回収」する作業を進めたが、それを清算したかどうかは明らかにしなかった。もしかすると押収した通貨をオークションにかけるか、あるいは保有することを選択するかもしれない。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/pay-traffic-fines-or-well-confiscate-crypto-s-korean-police-pilot-grants-officers-new-powers.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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