リップルがトラベレックス銀行と提携、ブラジルで暗号資産活用の決済ソリューションを提供開始へ
ブラジルで外国為替業務のみを行う最初の銀行であるトラベレックス銀行は、リップルのODL(オンデマンド・リクイディティ)を利用して顧客のクロスボーダー決済を改善するため、リップルと提携を結んだ。この提携により、暗号資産(仮想通貨)を活用した決済ソリューションがブラジルで提供されることになる。
同地域の金融機関は、暗号資産やDeFi(分散型金融)、ブロックチェーンを中心に、フィンテックソリューションへの投資を続けている。ブラジルは暗号資産業界の規制にも積極的に取り組んでおり、安全性を優先し、イノベーションを促進する枠組みを構築するために法整備を進めている。
リップルの中南米マネージングディレクターであるシルヴィオ・ペガード氏は、「ブラジルには年間7800億ドル以上の送金があり、リップル社と、安価で高速なクロスボーダー決済を可能にする暗号資産の能力から恩恵を受ける顧客の両方にとって、ブラジルは好都合な市場となっている」とコメント。「トラベレックスは、グローバル決済の向上に重点を置いており、最先端技術を受け入れることで知られており、リップルにとって完璧なパートナーである」と述べた。
この提携により、トラベレックス銀行は、事前に送金先口座で資金を保管する必要をなくすことで、より安価なクロスボーダー決済を顧客に提供できることが可能になり、ほぼリアルタイムでの決済と、24時間365日流動性へのアクセスを提供できるようになる。
ブラジル金融のバイオニアであるトラベレックス銀行は、今後さらにサポートを拡大し、内部財務やSME(中小企業)向け決済など、より多くの分野やユースケースに展開していく予定だ。
トラベレックス銀行ブラジルのアナ・ティナCEO(最高経営責任者)は、「トラベレックス銀行は、100%デジタルで100%パーソナルな銀行だ。当行はブラジル中央銀行に承認・規制された最初の外国為替専門銀行である。e-FX(電子外国為替)取引に焦点を当て、あらゆる規模、多様な分野の個人や企業に最高のソリューションを提供するために技術を取り入れている」と語った。
暗号資産とブロックチェーンは、世界の金融システムにおいてますます重要な役割を果たしており、リップルのODLソリューションが世界中の個人と経済の真の課題を解決することができる大きな機会がある。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on Ripple Insights.
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