暗号資産デリバティブ業界、厳しい規制とBTCの6万5000ドル回復を想定

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 市場情報を提供するアクイティのレポートによると、世界の暗号資産(仮想通貨)デリバティブ業界代表の過半数が、最近の暗号資産下落を受け、規制当局によるより厳しいアプローチを期待していると語った一方、調査を受けた専門家の決定的過半数がビットコイン(BTC)は再び1BTC=6万5000ドルに達すると主張している。

 アクイティによると、同社の22年第3四半期クリプト・デリバティブ・マネジメント・インサイト・レポートは、最近の暗号資産下落の影響の分析、規制に対する業界の見解、それが市場の構造に与える影響から構成されている。

 この研究は、ヘッジファンド、銀行、ブローカー、プロップトレーダー、アセットマネージャー、そして取引所の上級幹部の世界的グループであるアクイティ・クリプト・デリバティブ・エキスパート・ネットワークの見解に基づくものだ。調査は6月30日から7月19日にかけて実施された。

 このレポートによると、同ネットワークの約59%は、22年の暗号資産下落による主に中長期的な影響として、より厳しい規制アプローチを予想している。

 アクイティのレポートによると、こうした予測にもかかわらず、ビットコインと暗号資産が最高水準に戻る可能性についての同業界の考えは22年の市場低迷でも揺らいではいないようだ。

 「同ネットワークの84%は、ビットコインが6万5000ドル越えに戻ると考えているが、それにどれくらいの時間を要するかについては意見が分かれている」と同社は述べた。

 一方、同ネットワークの3分の1は、ビットコインが1万5000ドルまで下落すると回答したとこのレポートは記し、この調査は8月上旬の価格回復前に完了していたと注記した。

 また、同ネットワークの50%はこの市場が世界の伝統的金融機関に近づいていくとし、58%が許可型のDeFi(分散型金融)において銀行が重要な役割を果たし始めると考えていると述べた。しかし純粋なDeFiでもそうなると答えたのはわずか3%だった。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-derivatives-industry-expects-severe-regulation-bitcoins-price-to-return-to-usd-65k-report.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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