米暗号資産ATM企業ビットコイン・デポ、合併で上場へ
米暗号資産(仮想通貨)ATM大手のビットコイン・デポは、合併とナスダックへの上場を目指し、GSR 2 Meteora Acquisition Corpと契約を締結した。
プレスリリースには、次のようにある。
両社は、「ビットコイン・デポを上場企業とする事業統合に関して最終合意に達した。取引完了時、合併企業はBitcoin Depot Inc.という社名となり、ティッカーシンボル『BTM』でナスダックで取引される予定だ」
声明によると、合併後のビットコイン・デポの推定株式価値は約8億8500万ドルとなると見込まれている。また、今後の成長のために約1億7000万ドルの現金を調達するという。
取引から得られる純利益は最大3億2100万ドルで、信託口座に現金で保管される。この資金はビットコイン・デポの運転資本を支え、買収を完了し、同社のプラットフォームと製品を拡大するために活用されるということだ。
合併は規制当局と株主の承認を条件に、23年の第1四半期までに完了する見通し。
ビットコイン・デポは、米国47州とカナダ9州の7000以上の場所で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)などの暗号資産に現金を変換することができるサービスを提供している。
発表によると、同社は2つの商品を提供している。1つは現金をビットコイン、イーサリアム、ライトコインに変換できるビットコイン・デポBTMと、2つ目は「主要加盟店」のレジでビットコイン・デポアカウントに現金を直接入金できるBDCheckoutだ。
アカウントに入金すると、ビットコイン・デポのアプリを通じてビットコインを受けることができるという。
プレスリリースによると、「BDCheckoutを通じて、ユーザーは主要加盟店の8000以上の場所でビットコイン・デポアカウントに現金で入金することができる。ビットコイン・デポのアプリを使えば、近くのキオスクを見つけ、暗号資産ウォレットを管理することができる」という。
また、ビットコイン・デポは既存のパートナーシップを通じて拡大し、「新たな関係や市場に進出することもできる」とし、次のように述べている。
「大手小売業者は、新たな顧客を引き付け、既存顧客の利用を増やすことにつながるため、BTMを配置することにますます関心を示している」
22年6月30日時点、ビットコイン・デポによると、同社の過去12カ月の業績(未監査)は、収益6億2300万ドル、純利益600万ドル、調整後EBITDA(償却前営業利益)3800万ドルとなっている。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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