カカオの子会社はコインワン暗号資産交換所と実名銀行契約を締結

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 韓国最大のインターネット銀行でインターネット大手カカオの分派であるカカオ銀行は、暗号資産(仮想通貨)交換所コインワンの顧客に実名銀行サービスを提供することとなる提携契約を締結したことを認めた。

 この契約は何カ月にもわたる契約にまつわる憶測にようやく終止符を打った。また、これは競合Kバンクのコインワンの競合アップビットとの提携成功に続き、インターネット銀行2番目の同業界への参入となる。

 ビジネス帝国KTコーポレーションが設立したKバンクは社会保障番号が認証されたKバンクの口座を通して運営を行うことをユーザーに義務付けるアップビットとの提携の結果、口座数が急増している。
 
 インターネット銀行と暗号資産交換所の提携は暗号資産企業と銀行にとって黄金のチケットとして宣伝されている。アップビット最大の競合交換所4社にも当てはまるように、アップビットの顧客はKバンクのおかげで実在の銀行支店に出向くことなくオンラインで口座開設ができる。

 提携により、アップビットは近年韓国暗号資産市場の大部分を占め、コインワン、コルビット、今まで市場を先導していたビッサムのような企業を圧倒している。

 現在、コインワンは従来の金融プロバイダー農協銀行(NH)との既存の銀行契約が整っている。これはコインワンのプラットフォームを利用している顧客はNH口座を通し、韓国ウォンで入出金する必要があることを意味する。

 しかし、契約の終わりが近づいていると聯合ニュースは指摘した。報道によれば、金融規制当局は暗号資産交換所が「複数の銀行と実名口座契約を結ぶことに否定的で、コインワンはNHとの契約を終了すると見込まれている」。

 これは幅広い暗号資産関連の事業計画を展開し、ビッサムに実名銀行サービスを提供しているNHにとって打撃となるだろう。

 一方、カカオは多くの暗号資産事業を手掛けている企業のひとつである。アップビットの早期投資家で、グラウンドXの関連会社を通して独自の暗号資産とブロックチェーンネットワークをローンチした。

 カカオ銀行とコインワンの契約は規制当局FIU(金融情報分析院)とFSC(金融委員会)の最終承認を得る必要がある。

 おそらくこの新しい契約は将来の交換所銀行提携としてメディアに取り上げられている急成長中のToss銀行のような銀行の関心を引くだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/kakaos-arm-strikes-real-name-banking-deal-with-coinone-crypto-exchange.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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