ワールド・ビジョン、韓国の慈善団体として初めて暗号資産の受付開始へ

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 慈善団体ワールド・ビジョンの韓国支部は、韓国のNGO(非政府組織)としては初めて、暗号資産(仮想通貨)での寄付を受け付けると発表した。

 メディアEDailyとMaeil Kyungjaeによると、ワールド・ビジョンはパブリッシュというスタートアップと「ブロックチェーン協力契約」を締結した。これにより、寄付者は「Dreaming Children」プログラムの一環として、暗号資産を使って世界中の貧困で生きる子どもたちを支援することができる。

 このプログラムでは、韓国の寄付者はワールド・ビジョンが分配する寄付金を通じて子どもたちのスポンサーになることができる。パブリッシュとの新たな契約により、暗号資産保有者はトークンを決済手段として利用することが可能となる。パブリッシュは受け取った通貨をリアルタイムで法定通貨の韓国ウォンに変換するための技術ソリューションを提供する。

●NFTとしてスポンサーシップ証明書を発行

 その対価として、NFT(非代替性トークン)の形でスポンサーシップ証明書が発行される。また、寄付者には抽選で、韓国のフットボールスター孫興民(ソン・フンミン)氏とコラボレーションした特別なNFTが送られる予定だ。

 このNFTは、イーサリアム(ETH)ブロックチェーンネットワークで鋳造されると、両社は説明している。

 ワールド・ビジョンは、韓国最大の慈善団体の1つで、その親会社は1950年に米国で復温主義のキリスト教団体として誕生した。この団体の執行機関は英国に拠点を置いているが、主要事務所の多くはカリフォルニア州モンロビアに残っている。

 ワールド・ビジョンの韓国支部は、22年3月にパブリッシュと最初の業務提携を結び、その際にWeb3時代のニーズに対応した「寄付プラットフォームエコシステムの創設」に取り組んでいくと発表していた。また、「ブロックチェーンを活用した寄付」機能を「拡大」する意向も表明している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/world-vision-becomes-first-south-korean-charity-accept-crypto.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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