韓国の警察、BTC利用の薬物取引容疑者86名を摘発

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 韓国の警察が、ダークウェブに拠点を置く薬物取引容疑者に対する捜査の網を絞り続けている。慶尚北道の警察は、ビットコイン(BTC)を決済に利用して麻薬を売買したとして86人を逮捕した。

 8月に報じられた通り、首都ソウルの警察は薬物の売人やその顧客に対する最初の取り締まりで178人を逮捕し、その後違法なブローカーや非公式のビットコイン「取引所」に対象を広げている。

 世界日報によると、少なくとも4人の薬物販売容疑者(全て20代男性)が今回の取り締まりで逮捕された。警察はこの4人が、まずダークウェブのポータルサイトを通じて顧客に接触し、チャットアプリのテレグラムを使用して取引を行ったとしている。

 この4人は、ビットコイン以外での決済を拒否し、顧客と直接は会わなかった。代わりに、支払を受け取った後、消火栓やあまり使われていない郵便受け、さらには屋外のエアコン室外機など、指定した公の場所に「麻薬の袋」を置いていたという。

●1人は7万2000ドル相当のビットコインを稼ぐ

 うち1人は、この方法でMDMA(エクスタシー)やケタミン、合成カンナビノイドなどの薬物を販売し、7万2000ドル超に相当するビットコインを稼いだと言われている。

 販売は「全国的に」行われ、売人は慶尚北道から京畿道、釜山、慶尚南道まで、全国を巡っていた、と警察は述べた。

 警察は取材陣に対し、薬物売人の顧客の大半は初犯で20代から30代だったと述べ、その多くが麻薬に「興味」があり、「試して」見たかったと話しているとした。

 警察は、ダークウェブ上の活動をや疑わしい暗号資産取引を監視できる新たなハイテクツールを使って犯罪者を追跡したと述べた。

 韓国警察は以前、ダークウェブ及び暗号資産(仮想通貨)特別捜査班を立ち上げ、ダークウェブのポータルサイトの運営者が「ソウルの大手クラブや娯楽施設と関係があるかどうか」を捜査すると約束していた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/south-korean-police-swoop-on-86-suspected-bitcoin-using-drug-traders.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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