自動車メーカーのフォード、メタバース事業に向けNFTの商標を申請

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 米国の自動車メーカーのフォードが、メタバースとNFT(非代替性トークン)市場への進出に向け、これらの技術に関連する19件の商標をUSPTO(米国特許商標庁)に申請した。

 9月2日に提出された申請書類では、「NFTによって認証された自動車、SUV、トラック、バンを題材にしたアートワーク、テキスト、オーディオ、ビデオ」を含むダウンロード可能なマルチメディアファイルや、「オンラインの仮想世界で利用する自動車、SUV、トラック、バン、車の部品やアクセサリー、衣料品」などのダウンロード可能なバーチャルグッズを提供する計画を明らかにしている。

 また、バーチャル環境で利用できるオンラインのバーチャル自動車、SUV、トラック、バン、車の部品やアクセサリー、衣料品を販売し、エンターテイメントサービスも提供する予定だ。さらに、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を利用したオンライン展示会の開催も目指しているということだ。

 商標を申請したことで、同社は専用のオンラインマーケットプレイスを通じてNFTを提供したり、フォード、リンカーン、トローラーといったブランド名でバーチャル自動車や衣料品を販売したりすることができるようになる。

 このフォードによる新規事業は、シボレーなど競合の米国自動車メーカーに続くものである。22年6月、シボレーは初のNFTイベントを開催し、23年型コルベットZ06が無料でついてくると謳われたライムグリーンのコルベットZ06のNFTを販売。オークションはNFTマーケットプレイスのスーパーレアを通じて開催し、入札開始価格は206イーサリアム(ETH)だった。同社の努力にもかかわらず、このオークションへの入札はなかった。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/car-maker-ford-files-nft-trademarks-ahead-of-metaverse-move.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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