コインベース、「世界の取引量変化を考慮」して手数料を調整

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 米国の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが、「世界の暗号資産取引量と資産価格の変化」に対応するため手数料体系を更新している。同プラットフォームは、自社の料金体系で中ランクと高ランクになるために必要な月間取引量を引き下げ、一部のトレーダーの取引費用を増加させたが、多数の大口ユーザーの費用を削減した。

 現在の市場低迷への対応として、コインベースは自社のエクスチェンジ、プロ、そしてアドバンスド・トレード・サービス利用者の新たな料金体系を20日から開始する、と同プラットフォームは発表した。大口トレーダーに対してより優遇された取引条件を提供することで、同取引所は十分な資金を持つ大手機関投資家を引き込む可能性がある。

 公表されたデータに基づくと、取引量が0ドルから1500万ドルのトレーダーのメイカー及びテイカー手数料に変化はない。

 取引量が1500万ドルから7500万ドルのトレーダーから成る中ランクの顧客に対して適用されるテイカー手数料は16bps(ベーシスポイント)で、メイカー手数料は6bps。各手数料の変化量は共に-2bpsから+1bpsとなる。

 同取引所で最上位となる取引量4億ドル超のユーザーにも、今回の手数料体系の変更が適用される。これらのユーザーには5bpsのテイカー手数料が適用され、変化量は0bpsから-3bpsとなる。メイカー手数料は引き続き0ドルとなる。コインベースは、これらの顧客に対するメイカー手数料を0bpsの水準に保つつもりだ。

 同取引所によると、「引き続き、取引量ランクの計算は過去30日間の取引量に基づく」という。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/coinbase-tweaks-fees-account-for-changes-global-trading-volumes.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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