日本の暗号資産取引所コインチェック、サンドボックスのプロジェクトで俳優の小橋賢児氏と提携

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 日本の暗号資産取引所コインチェックが、ザ・サンドボックスにおけるメタバース空間のデザインについて、人気の映画監督でイベント主催者の小橋賢児氏に協力を求めた。

 コインチェックは発表の中で、同取引所が「メタバース都市」と呼ぶ「Oasis TOKYO」というプロジェクトの「クリエイティブ・ディレクター」に小橋氏が就任すると説明した。このプロジェクトはコインチェックとザ・サンドボックスが「共同開発」しているものだという。

 小橋氏はまず俳優として名をあげ、「あずみ」(03年)や「ゴジラ ファイナルウォーズ」(04年)などのヒット映画に出演した。近年は監督に転身し、11年には高い評価を得た映画「ドント・ストップ」を公開した。

 同氏はその後、クールジャパン戦略などの政府プロジェクトに携わっている。最近では、21年の東京パラリンピック閉会式のデザイン・演出を行った。同氏はまた、大阪で開催される25年日本国際博覧会の企画・製作を委任されている。

 コインチェックは、自社のプロジェクトが具体化し始める中、小橋氏はOasis TOKYOの新たなクリエイティブ・ディレクターとして「ユーザー体験のコンセプトやストーリーの策定に携わる予定だ」と述べた。

 同社は21年、ザ・サンドボックスで使われるデジタル不動産であるLANDに大規模な投資を行った。同社は、自社の新たなNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスとの相乗効果を期待している。

 コインチェックは、小橋氏との協働によりOasis TOKYOに「独自の世界観とストーリー」を持たせたいと説明した。

 同社は、この都市を「35年の近未来都市というコンセプトを示すメタバースと(NFT)のコミュニティ・プラットフォーム」と考えていると述べた。

 同取引所は、「日本を連想させる象徴的な街並み」の中で「美術館、ステージ、その他の施設」を公開する予定だ。

 コインチェックは9月、レディーガガやミーシャなどの衣装をデザインしたファッションデザイナーの小泉智貴氏と同様の契約を結んでいる。

 コインチェックは以前は小規模な新興企業だったが、18年初頭に深刻なハッキング被害を受けた後、証券会社のマネックス・グループに買収されている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/japanese-crypto-exchange-coincheck-partners-with-actor-kenji-kohashi-for-sandbox-project.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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