インターポールがド・クォン氏を国際手配、韓国検察が言及

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 テラフォーム・ラボおよびテラ・エコシステムの共同創始者であるド・クォン氏の捜索が続く中、インターポールとして広く知られている国際刑事警察機構が、同氏に対する国際手配書(レッド・ノーティス)を発行した。

 SBSなどの複数の韓国メディアによると、韓国の検察は9月26日にこのレッド・ノーティスを認めた。しかし検察はこの件についてそれ以上のコメントを控えている。

 インターポールのレッド・ノーティスとは、インターポールが発行できる最高レベルの要請であり、事実上世界中のほぼ全ての国の警察に対し、「送還、自首、あるいは同様の法的措置があるまで」その人物を「見つけ出して暫定的に逮捕する」よう求めるものだ。

 ソウル南部地方検察庁の金融証券犯罪部門は、9月に逮捕状を出した後、19日に初めてインターポール対し協力を求めた。

 韓国の外務省も介入し、クォン氏を本国送還させるために同氏のパスポートを取り消したいと考えている。

●ド・クォン氏はどこに?

 韓国当局は、クォン氏は現在「逃亡者」であると主張し、クォン氏が現在「逃亡している」のは「明らか」だとしている。

 クォン氏は、最後にソーシャルメディアに投稿を行った9月17日にこれを否定している。

 しかし証拠はそうでないことを示しているようだ。検察は、クォン氏はテラ・エコシステム崩壊の数日前の4月末にテラフォームの幹部5人と共にシンガポールに「逃亡した」と述べた。

 韓国の警察は、クォン氏の家族もその後すぐシンガポールに脱出したと述べた。

 しかし、シンガポールの警察は、クォン氏はもうシンガポールにはいないと語っている。

 韓国の一部の弁護士が容疑を固めるのは難しいと主張しているにもかかわらず、検察はクォン氏が販売していたテラ・エコシステムのコインは「未登録の証券」だと証明できる十分な証拠があると考えている。韓国の法律では、いかなる形態の暗号資産(仮想通貨)も証券には分類されていない。

 しかし法律問題専門メディアのBeoplyoolTVニュースは、金融法弁護士のチャ・サンジン氏の発言として、検察がテラクラシックUSD(UST)に焦点を当てた場合、より成功する可能性があると伝えた。

 チャ氏は、5月上旬にUSTがペッグを失うまで、テラフォームの幹部らは「米ドルとの価値の連動」を「強調」していたと述べた。

 法律専門家らは、米ドル連動のステーブルコインという約束が真実でないことを証明することで、検察はクォン氏らが「資本市場法に違反」していることを立証できるかもしれないと指摘している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/interpol-issued-red-notice-for-do-kwon-say-south-korean-prosecutors.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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