熟練トレーダー、BTCがゼロになる確率は50%と発言

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 熟練トレーダーでテクニカル・アナリストのピーター・ブラント氏が、ビットコイン(BTC)は50%の確率で1BTC=0ドルに下落すると繰り返し、世界最高の暗号資産(仮想通貨)である同コインは「リスクとリワードが非対称的な取引」だと指摘した。

 ブラント氏は、4年以上前から自分はビットコインには数十万ドルまで上昇する可能性があり、その確率は50%だと発言してきたと述べた。

 同時に、残りの50%では真逆の完全な失敗につながる可能性があるという。

 同氏は、「私はこのことをまだ信じているが、これはビットコインはリスクとリワードが極めて非対称的な取引だという意味だ」と記した。

●上げ相場が戻る前にビットコインはどれだけ下落し得るか?

 ブラント氏は2日、ツイッターで67万6427名のフォロワーに対し、次の強気相場が始まる前にビットコインはどれだけ下落すると思うかと尋ねた。2万4223名の投票者のうち41.5%が1万2000ドルと答え、30%がすでに安値は達成されたと主張した。

 報道されている通り、ロシアがウクライナに侵攻した2月にビットコインは下落したが、比較的早く部分的に回復した。

 ブラント氏は当時クリプトニュースに対し、「最後の強気筋を一掃するために大量のBTCを洗い流す必要があると思う。私は2万7000ドル以下を考えており、そうなれば注目するだろう。まず3万ドルから反発の可能性がある。そのうち分かるだろう」と語った。同氏は、ビットコインの長期的なシナリオはまだ有効だと付け加えた。

 ブラント氏は6月、17年の強気相場の高値である2万ドルの水準でビットコインの「一時的な反騰が生じる可能性がある」と記した。しかし同氏は長期的な見通しについてより楽観的ではなくなっていたようで、次のように強調した。

 「しかし忘れないでほしい、一時的な反騰のみだ」

 UTC(協定世界時)3日午前8時25分時点で、ビットコインは過去1日間で動きなく、1万9198ドルに留まっている。過去1週間では2.1%上昇した。1カ月間では4%近く、1年間では60%下落している。また、21年11月の史上最高値である6万9044ドルからは72%下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/expert-trader-peter-brandt-says-50-chance-bitcoin-can-go-to-zero.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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