＜今日の仮想通貨市況＞軟調、米金融引き締め長期化を懸念

　１１日午前９時３０分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝２７７万円前後（過去２４時間比２．２％安）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝１８万６０００円前後（同３．６％安）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝７１．５円前後（同７．８％安）となっている。

　前週末７日に強い米９月雇用統計を受けてＦＲＢ（米連邦準備制度理事会）による金融引き締めの長期化観測が広がり、リスクオフの売りが先行。ＢＴＣは２万ドルちょうど近辺で推移していたが、１万９０００ドル台半ばまで下落した。いったん下げ止まったものの、週明け１０日には世界的に株価が軟調に推移したことを受け、ＢＴＣも下げ幅を拡大した。

　７日は香港系投資会社のアバウト・キャピタルがアジアの暗号資産取引所Ｈｕｏｂｉ（フォビ）を買収したことが話題となった。１０日にはＯＥＣＤ（経済協力開発機構）がデジタル資産による脱税に対抗するための枠組みを発表している。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）