暗号資産弁護士、リップル訴訟中のXRP保有者の努力を称賛

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 暗号資産(仮想通貨)弁護士でデジタル資産法律・規制ニュース会社であるクリプトローの創設者であるジョン・ディートン氏が、進展中のリップル社の訴訟におけるXRP(XRP)保有者の支援を称賛した。

 ディートン氏は22日のツイートで、リップル社がXRP保有者3000名分の宣誓供述書を提出したことに言及。数十万ページもの証拠物件があるため、このことで状況が大きく変わると述べた。

 「証拠物件167は26個に分かれている。封印されているが、ECF-655-1-26として提出されている。数十万ページにおよぶ大量の証拠物件がある場合、システムが全体を1つの証拠物件として扱うことができず、分割しなければならない。XRP保有者3000名分の宣誓供述書をリップルが提出したようだ」と同氏はツイートした。

 SEC(米証券取引委員会)による略式判決の申し立てに対し、リップルと個々の被告が過去1週間で陳述書を提出したため、数百件の証拠物件が提出された、とディートン氏は述べた。

 同氏は、現時点で440件の捺印された証拠物件が提出されていると付け加えた。「誇りに思ってほしい。あなた達の声は届いている。人々はこれを分散型正義と呼ぶ」

 10月24日にはリップル社とSECの両者が異議申立理由補充書の編集版を公に提出すると見込まれているため、この日は大きな「公開」の日になるだろう。ディートン氏は、一般市民は「異議申立理由補充書の限定された編集版」を読むことができるようになるが、56.1陳述書、答弁書、証拠物件、証言録取などは23年まで見ることができないと述べた。

●リップル社CEO(最高経営責任者)、数年間に及ぶ訴訟でSECへの「怒り」を表明

 リップル・ラボのブラッド・ガーリングハウスCEOは10月中旬に、数年間に及んでいるリップル社に対する訴訟について、SECへの「怒り」を表明した。SECは20年12月に、XRP販売が13.8億ドル超に相当する未登録証券の募集にあたるとしてリップル社と同社の幹部を訴えた。

 しかし、ガーリングハウス氏は、このSECによる訴訟は法執行の正当な試みというよりは権力の誇示だと主張した。

 「訴訟が進むにつれ、怒りが大きくなった。この訴訟を起こした者には何の救済も結果もない。SECによるこの政策目標の追求は『法に対する忠実な義務』の問題ではなく、権力の問題だ」と同氏は述べた。

 また、ガーリングハウス氏は、SECの行動によって影響を受ける人々への「配慮」もないと指摘し、この厳しいアプローチによって被害を受けた個人や企業に対するSECの思いやりの欠如に注意を向けた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-lawyer-john-deaton-praises-xrp-holders-for-efforts-during-ripple-lawsuit-find-out-what-he-said.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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