ロシアがマイニング法案採決へ、暗号資産での国際決済を可能に
ロシアの大物政治家が、暗号資産(仮想通貨)マイニング規制法案が国会に提出されたことを明らかにした。この法案により、ロシア人が国外で暗号資産を「決済手段として」使用することも可能になるという。ロシア政府はこれまで、国内での暗号資産支払いを禁止してきた。
国家院の金融市場委員会委員長であるアナトリー・アクサーコフ氏はRadio Sputnikとのインタビューで、次のように語った。
「われわれは、(人々が)合法的なマイニングに従事することを可能にする法案を提出した。つまり、暗号資産の発行と流通である。しかし、この法案では、暗号資産はロシア国外、つまり外国での決済手段としてのみ使用することができる」
過去および今回のロシア暗号資産法案の主要立案者であるアクサーコフ氏は、法案はロシアの「金融市場の発展」において、「新たな方向」への「一歩」になると主張した。
また、この新たな法案は、貿易の世界で暗号資産普及のための扉を開くということだ。
アクサーコフ氏は、「暗号資産を使用する実験モードが実装されれば、そのような『モード』を使用して『並行輸入品の支払い』が可能になる」と述べた。
●他の法案が失敗に終わる中、新たな暗号資産マイニング法案は成功するか?
RBCは先週、国家院の情報政策委員会委員長のアントン・ゴレルキン氏が、「中央銀行と財務省の立場を考慮した」という暗号資産法案の「提出が間近である」と予告したと報じていた。ゴレルキン氏は、法案が「ロシアにおける唯一の決済手段であるルーブルを脅かすことはない」との見解を示している。
暗号資産に懐疑的な中央銀行と進歩的な財務省は過去数年間、暗号資産政策に関して対立してきた。
ゴレルキン氏によると、法案には「国際暗号資産決済に関する重要な規定」が含まれており、「国内の暗号資産インフラの発展」のための法的枠組みも提供することになるという。
New People党の議員が作成した法案は、「断片的で明らかに欠けている」として10月に国家院で却下された。
当時の議員は、却下された法案は「完全性、確実性、多義性という立法要件を満たしていない」と指摘していた。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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