＜今日の仮想通貨市況＞売り優勢、暗号資産取引所のＦＴＸが経営破たん

　１４日午前９時１５分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝２２８万円前後（過去２４時間比２．０％安）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝１７万１０００円前後（同２．０％安）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝４７．５円前後（同５．６％安）となっている。

　ビットコインは１１日の昼すぎに一時１万７０００ドルを割り込んだあと買い戻されて下げ渋ったが、深夜になって売りが急速に強まって再び１万６０００ドル台まで落ち込んだ。その後は１万６０００ドル台でもみ合いが続いたが、１３日から断続的に売りが出て下値を探っている。

　１１日に暗号資産取引所大手のＦＴＸが米連邦破産法１１条の適用を申請した。負債総額は数百億ドル（数兆円）、債権者１０万人超とも言われ、暗号資産業界では過去最大規模の経営破たんとなる。大手の破たんにより、市場では暗号資産関連企業の連鎖倒産も警戒される。

　一方、１４日早朝にはウォラーＦＲＢ（米連邦準備制度理事会）理事によるタカ派的な発言が伝わっており、暗号資産の重しになった。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）