億万長者のマーク・キューバン氏、市場低迷後も暗号資産を信頼

169738710_s.jpg

 暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの破たんを背景に暗号資産市場の低迷が続く中、多くのベテラン投資家が暗号資産への継続的な信頼を表明している。実業家でNBAのダラス・マーベリックスのオーナーも務めるマーク・キューバン氏は、この技術の将来性について自信を持っていると宣言した。

 米国の億万長者であるキューバン氏は、「なぜ私は暗号資産に投資してきたのか。その理由は、スマートコントラクトが価値あるアプリケーションの創造に大きな影響を与えると考えているからだ。私は最初からトークンの価値はそのプラットフォーム上で動作するアプリケーションと、それらが生み出すユーティリティから得られると述べてきた」とツイート。

 同氏は以前から、イーサリアム(ETH)ビットコイン(BTC)よりも優れた暗号資産であり、「真の通貨に最も近い」と称賛していた。イーサリアムは価値の保存手段として、「有機的でネイティブな形で、より多くの組み込みユーティリティ」を持っており、「イーサリアム上のスマートコントラクトと拡張機能を活用したアプリケーションは、ビットコインを凌駕するだろう」とキューバン氏は主張した。また、同氏はドージコイン(DOGE)愛好家でもあり、21年には、ドージコインを少量保有していることを明らかにしている。

 21年4月、キューバン氏は自身の暗号資産ポートフォリオの約60%がビットコイン、約30%がイーサリアム、残りの10%がその他のデジタル資産に保管されていると語っている。

 また、同氏は最近のツイートで、これまでに生み出されていないものは、「普遍的な」暗号資産のアプリケーションであると指摘。

 同氏は、「明らかに誰もが必要とし、使用するための学習曲線を進めようとしているものだ。もしかしたら、それは実現しないかもしれない。私はそうなることを望んでいるし、そうなると思っている」と述べた。

 キューバン氏は自身の考えを説明するため、ブロックチェーン技術を初期のインターネットのストリーミングに例えている。

 同氏によると、「最も良い例は、初期のストリーミングだ。16kの音楽を聴くために人々はしなければならなかったことは、とんでもないものだった」という。

 同氏は最後に、「ダイヤルアップモデムでインターネットに接続。プロバイダーのクライアントをダウンロード。TCP/IPクライエントをダウンロード。ストリーミングクライエントをダウンロード。ウェブサイト上のバッチファイルをクリック。それがすべて一緒に動作したことを確認する。ラジオやテレビをつけていないことを笑われながら。しかし、それは価値のあるものだった。1995年にニッチ市場として始まった。今、スマートコントラクトが生まれて約5年が経っていることに気付いた」と述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/billionaire-mark-cuban-still-believes-crypto-despite-price-crash-compares-early-days-of-internet.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ