150億ドルのパランティア社の共同創業者、暗号資産企業の「大半」が破綻すると発言

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 パランティアの共同創業者ジョー・ロンズデール氏が、暗号資産(仮想通貨)の崩壊は今後悪化する可能性があると警告し、暗号資産企業の「大半」がゼロになると語った。

 ロンズデール氏はフォックス・ニュースの取材の中で、多くの暗号資産トークンはポンジスキームなので、より多くの暗号資産企業が崩壊するだろうと述べた。しかし、ソフトウェア会社パランティアの共同創業者で投資家の同氏は、ブロックチェーン技術は今後も重要な役割を果たすと述べた。

 「全体的に見て、ほとんどが破綻することになると思う」と同氏は述べた。様々な暗号資産レンダー、暗号資産トークン、そしてこのエコシステムの他の部分は「ポンジスキームだ」と同氏は付け加えた。

 ロンズデール氏は、暗号資産事業は過去数年間、「経済において生み出す価値にもキャッシュフローにも基づかず、人々がそれに支払う金額に基づいて評価付けされて」きたと主張した。

 このコメントは、かつては世界第3位の規模を誇る暗号資産取引所だったFTXが崩壊する中、発せられたものだ。FTXは11月、デラウェア州で連邦破産法11条の適用申請を行ったと発表した。

 FTXの破綻に続いて、かつては暗号資産分野で有数の規模だった暗号資産貸借プラットフォームのブロックファイも11条破産保護を申請した。同社は、再編を望んでおり、当面は事業を継続するとした。

 ロンズデール氏は、特にFTXに言及し、破産宣言した企業の一部には「多くの不正行為があった」と主張。実際、多くの専門家が、暗号資産取引所FTXの突然の破綻をエネルギー取引会社エンロンの不祥事やリーマンと比較している。

 「長期的に見て、暗号資産に良い面はある。しかし過去3、4、5年間暗号資産で見られたものの多くは、低金利と多数のポンジスキームによる投機的バブルだった」と同氏は付け加えた。

 それでも、最近の暗号資産の混乱にもかかわらず、暗号資産ベースの技術は採用され続けるだろうとロンズデール氏は述べ、暗号資産に使われているブロックチェーン技術は、伝統的な政府・銀行インフラを使わないオンライン資産移動を可能にし、グローバルな資金移動の新しい重要な方法を実現すると付け加えた。

 「より分散化された力を持つこと、そしてビットコイン(BTC)などの存在には意義がある。それはロシアやベネズエラ、中国から資金を得る役に立つ。それは本当に悪い政府からの自由を金融システムに与える」と同氏は述べた。

 しかし皆がこのように楽観的なわけではない。報道された通り、経済学者のポール・クルーグマン氏は、暗号資産市場全体が「終わりのない冬」に突入し、二度と回復することはないと主張している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/15-billion-palantir-firm-co-founder-says-most-crypto-companies-will-crash-heres-why.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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