ロシア、暗号資産マイニングの合法化が目前に

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 ロシアの議員らは、暗号資産(仮想通貨)マイニングの合法化に近づいており、早ければ23年1月にも産業マイナーが善良な「起業家」としての活動を開始できる可能性がある。

 国家院金融市場委員会のアナトリー・アクサーコフ委員長は11月、この法案は「12月に」議会で読み上げられると断言した。

 国会議員らは以前、同様の法案を否決している。しかし今回の法案には大きな違いがあるようだ。以前の法案は野党議員の小さなグループによって起草されたが、今回の法案は、暗号資産に懐疑的な中央銀行に加え、多くの主要省庁の賛同を得ているようだ。

 同行は、ロシア国土における暗号資産の禁止を繰り返し要求しているが、国内でのマイナーの活動は許可されるべきだと納得したようだ。同行は、マイナーがトークンを「ロシア経済内に持ち込」まないという条件で承諾した。

●ロシアの暗号資産マイニング合法化に残る障害は?

 IXBTはアクサーコフ氏の発言として、この法案は11月中旬に議会に提出され、既に委員会を通過したと伝えた。次の段階は正式な投票とそれに続く第二読会だ。今後2週間で投票が行われれば、大統領府が法案に署名し政府広報で公表するのに十分な時間がある。

 土壇場での障害が無ければ、この法案は23年1月1日に施行される可能性もある。

 アクサーコフ氏は、この法案が既に政府機関と規制当局によって「修正」されていると認め、自身の委員会を含む複数の委員会が既にこの法案に「合意」しているとした。

 同氏は次のように述べた。

 「(政府機関と規制当局の間には)この法案について妥協できない意見の相違はないと言える。中央銀行と財務省の見解は一致している。しかし他の部署もこの手続きに関与している。もう時間の問題だ。数日中に(暗号資産マイニングを)規制できると期待される」

 同省は、ロシアの産業界にコインをマイニングさせ、その利益への課税を望んでおり、これがかなりの税収を生み出すと考えている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/russia-verge-of-legalizing-crypto-mining.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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