１２日の暗号資産関連ニュース：アラメダ前ＣＥＯが弁護人に元ＳＥＣ部長を雇用、資金洗浄で６３名を逮捕など
●法関連ニュース
・破綻したＦＴＸ取引所の親会社であるアラメダ・リサーチの前ＣＥＯ（最高経営責任者）キャロライン・エリソン氏が、ＳＥＣ（米証券取引委員会）の執行部長だったステファニー・アヴァキアン氏と、同氏の事務所であるウィルマーヘイルの他の弁護士を自身の代理人として雇い入れた。この件に近しい人物の話としてフォーチューンが報じた。
・内モンゴル警察が、１２０億人民元（１７億ドル）の暗号資産（仮想通貨）をマネーロンダリングしたとして６３名を逮捕した。サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。この集団は２１年５月からオンラインのねずみ講、詐欺、ギャンブルで違法に資金を集め、その利益をテザー（ＵＳＤＴ）に変えていたという。
●取引所関連ニュース
・監査法人のマザーが、クーコインの保有資産の総担保化比率を決めるプルーフ・オブ・リザーブに関するレポートを公表。ビットコイン（ＢＴＣ）、イーサリアム（ＥＴＨ）、テザー、ＵＳＤコイン（ＵＳＤＣ）の残高がそれぞれ１０１％、１００％、１０２％、１０１％と、十分に担保化されていると結論付けた。この発表では完全なレポートへのリンクも提供されており、クーコインのユーザーは自分の資産がレポートに含まれているか個別に確認できるという。
・バイビットが、顧客が保有資産を確認するためのシステムを公開した。発表によると、このバイビット・プルーフ・オブ・リザーブを使うことで、ユーザーはハッシュ木を介した同取引所における自身の資産残高、同取引所が公開しているウォレットアドレスの所有権と残高、支払準備率を確認できるという。
●決済関連ニュース
・英ＦＣＡ（金融行動監視機構）の登録簿によると、暗号資産決済アプリのムーンペイが同機構に登録された。
●ブロックチェーン関連ニュース
・ブロックチェーン間の通信を可能にするインフラ層であるルーター・プロトコルが、ＵＳＤコインの相互運用のための、ＵＳＤコインを発行するサークルのクロスチェーン・トランスファー・プロトコルのテストネット統合を発表した。プレスリリースによると、クロスチェーン・トランスファー・プロトコルは現在イーサリアム及びアバランチ（ＡＶＡＸ）用のテストネット上で利用可能で、２３年にはソラナ（ＳＯＬ）などのチェーンも追加される。そのため、今回の統合は、開発者がイーサリアムのゴエリ・テストネットとアバランチのフジ・テストネット間でのユーザーによるＵＳＤコインの移動を可能にできる、テストネット上で行われる。
●ゲーム関連ニュース
・ＮＦＴ（非代替性トークン）ゲーミング・プラットフォームのバルタザールＤＡＯが、非公開のトークンセールで２００万ドルを調達し、完全希薄化後市場価値が６０００万ドルとなった。発表によると、同社は２１年の創業以来計５６０万ドルを調達しているという。投資家には、アニモカ・ブランド、ＩＤＧキャピタル、テゾス財団、クーコイン・ラボ、ファントム財団、ガンデル・インベスト、ハイブ・エンパイア・キャピタルなどが含まれる。
・ゲーミング・ブロックチェーンのオアシスが、メインネット立ち上げプロセスの完了と、取引所５社（ＯＫＸ、クーコイン、バイビット、ゲートアイオー、フォビ）へのネイティブ・トークンのオアシス（ＯＡＳ）の上場を発表した。オアシスはこのメインネット立ち上げの第３段階で、エコシステム内の主要活動の管理ポータルであるオアシス・ハブの立ち上げを含む、ユーザー体験に不可欠なエコシステムの要素を統合したという。
・レアリティ＋がＯＴＺスポーツと提携し、プレスリリースによると「限定版のデジタル・コレクタブルと実際の賞品を獲得するチャンスがある」という、ＦＩＦＡワールドカップ・カタール２０２２公認のウェブ３ゲーム、オウン・ザ・ゾーンを立ち上げた。このウェブ３プラットフォームは、ヘデラ・ネットワークとＨＴＳ（ヘデラ・トークン・サービス）の支援を受けている。ウォレットの作成とミントは登録とゲームプレイの間に行われる。
（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）
This story originally appeared on cryptonews.com.
最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
ＸＲＰ詳細ページ