アリババのアリペイとタオバオプラットフォーム、デジタル人民元機能をローンチ
中国のテクノロジー大手アリババの関連会社は市場を先導しているアリペイのオンライン決済プラットフォームに加え、オンライン商取引プラットフォーム「タオバオ」でデジタル人民元での支払いを顧客に許可すると主張した。
新浪テクノロジーによれば、アリババのフィンテック部門アントグループの最高コンプライアンス責任者リ・チェン氏がこの発表をした。アントはアリペイとアリババのオンライン銀行部門を運営している。浙江省でのデジタル取引フォーラムでリ・チェン氏が出席者に次のように話したと伝えられた。
「アリペイはデジタル人民元を受け入れるネットワークに加わった。デジタル人民元をサポートする最初の決済プラットフォームだ」
顧客にチェックアウトで保有しているデジタル人民元の利用を許可するデジタル人民元ウォレット「迅速な決済機能」がタオバオでローンチされた、とリ・チェン氏は付け加えた。
数週間後、数カ月後に多数のデジタル人民元関連サービスが「分かれてローンチされる」と同氏は付け加えた。
また、新しいアリペイとの接続はパイロット試験圏内のデジタル人民元保有者は同テクノロジー大手の「スマート」オンラインスーパー天猫、フーマチェーンの食料品店、フードデリバリーネットワークEle.meのようなアリババの子会社で商品やサービスの支払いにコインが利用できることを意味する。
アリペイとタオバオアプリのユーザーは単にアプリを更新するだけで、デジタル人民元での決済を即座に開始できると同メディアは付け加えた。デジタル人民元ウォレット決済オプションに導くプロンプトをチェックアウトで見つけることができる。
また、ユーザーはコインの「使い方を学ぶ」ために、アリペイアプリで新しい「デジタル人民元での支払い」を検索できる、とアリペイ職員は付け加えた。
・アリペイとタオバオがデジタル人民元を受け入れることがなぜ重要か?
タオバオは中国ではアマゾンに匹敵し、ほぼ間違いなくJD.comとともに最も人気があるオンライン商取引ウェブサイトである。JD.comはデジタル人民元分野で非常に活発で、パイロット圏内で幅広い無料プレゼントの先駆けとなった。
近年、アリペイと最大の競合ウィーチャット・ペイは中国のオンライン決済市場を独占し、国内決済市場合計の約15%を独占している。ウィーチャット・ペイはテクノロジー大手テンセントが開発した。
デジタル人民元はアリペイやウィーチャット・ペイの競合として位置付いていない、と政府は繰り返し主張しているが、政府はテクノロジー大手の複占を終わらせる計画をしていると考える人もいる。
ウィーチャット・ペイは22年初期にデジタル人民元相互運用性機能を追加した。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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