暗号資産取引会社のカンバーランドがツイッターに強気相場は近いと投稿

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 暗号資産(仮想通貨)取引会社カンバーランドの最近の分析によると、多くの業界観測筋が懸念を強めている暗号資産の市場低迷が進行中であるにもかかわらず、新たな強気相場が近付いている可能性を示唆する動きが増加している。

 同社はツイッターのスレッドで暗号資産市場予測を提供し、「非常に慌ただしい月を経て、値動きは安定してきている。暗号資産の性質と水面下での構造的変化を考えると、この状況は続かないと予想される」と述べた。

 「市場参加者にとって懸念材料は極めて多い。取引量と流動性は枯渇しており、様々な指標で22年の最低値となっている」と同社は述べた。

 「これはホリデーシーズンによる現象かもしれないが、市場心理は暗い。多数の暗号資産企業が事業を大幅に縮小するか廃業しており、業界の未来はかつてないほど暗い。しかし、価格は22年の安値からは大きく離れた驚くほど明るい均衡状態にある」

 カンバーランドは、暗号資産の値動きを予測する上でこの二項対立を探ることが重要だと考えている。21年の意気揚々とした高値到達を経て、暗号資産は22年の大半を「より冷静な技術評価に基づく再調整」に費やした、と同社の分析は示唆している。

 同社によると、その後ステーブルコインのテラ(LUNA)や大手暗号資産取引所のFTXが崩壊したことでこの傾向は加速し、暗号資産レンディング市場からは酸素が失われ、清算は真空中に押しやられたという。

 「数十億ドルに及ぶこれらの清算と数兆ドルの時価総額の喪失を経て、次の値動きはさらなる投げ売りが生じるか否かという問題にほぼ完全に依存している」とカンバーランドは述べた。

 破産管財人の管理下に多数のポートフォリオが留まっており、これらの暗号資産は今後数カ月から数年で市場に戻される必要があるが、「多くのシナリオで、市場は実際には暗号資産の余剰ではなく欠損に直面していることが明確になってきている」と同社は付け加えた。

 FTXや関連会社のアラメダ・リサーチ、そして様々な債務超過となったレンディング会社などの破綻した企業は、連邦破産法第11条の手続きを回避し何とかやり繰りするための最後の手段として流動資産を既に売却済みでなかったならば、破産を申請することはなかっただろう」とカンバーランドは指摘した。

 「言い換えれば、売却するための取引可能なコインが残っていれば、倒産はしない。過去数カ月間見られたことは、恐らくこれらのコインの大規模な売却だった」と同社はツイートした。

 この分析によると、23年における市場回復の源は、普及率との関連が見込まれるという。

 「数十億人のユーザーを抱える大手テクノロジー企業はブロックチェーン技術のオンボーディングを続けている。この資産クラスのボラティリティは個人投資家と機関投資家を問わず、全ての投資家の注目を集めている。無気力で価格が安定した状況が続くとは予想されない。代わりに、市場が再構成されウェブ3事業モデルが再調整される中、大きなボラティリティが予測される。その後最終的には上昇トレンドになるだろう」とカンバーランドは述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-trading-firm-cumberland-says-bull-market-close-we-bottomed-already.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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