ロシア人の１０人中８人、ＢＴＣは世界で最も信頼できるデジタル資産と回答

2022/12/22 13:37 cryptonews

　ロシア人の１０人中８人近くが、ビットコイン（ＢＴＣ）は流通している暗号資産（仮想通貨）の中で「最も信頼できる」と考えている。また、約３分の１が「少なくとも１度」は暗号資産を使ったことがあると述べた。

　これらは、ロシアの暗号資産取引所ビットバンカーと調査会社のカプリ・サーベイが行った調査結果であり、コメルサントとＶＣが報道した。両社は「ロシアの全地域の」１８歳以上の１５００名から話を聞いた。

　７８％がビットコインは信頼できるトークンだと語った一方で、３６％がテザー（ＵＳＤＴ）も信頼しているとした。また、３５％がイーサリアム（ＥＴＨ）も信頼できると考えていると答えた。

　回答者の２９％が「少なくとも１度は暗号資産を使った」ことがあると述べ、このグループの多く（５１％）が暗号資産を購入する主な理由は貯蓄を守ることにあると語った。残りの大半は暗号資産取引で利益を得たいとした。

　しかし、暗号資産関連の経験を持つ人々の約３分の１は、「他の人にお金を送る」ための送金ツールとしてトークンを利用したことがあると回答した。

　恐らく意外なことに、ロシアでは決済ツールとしての暗号資産の利用は違法であるにもかかわらず、２６％が「物やサービスへの支払い」に暗号資産を利用したことがあると述べた。

●ビットコインに熱心なロシア人の暗号資産リテラシーは高まっているのか？

　暗号資産を利用しているロシア人の多くが上級ユーザーのようだと示唆される。「回答者の多くが、複数のウォレットを利用していると答えた」と調査員は指摘した。このグループの１４％が、コインを取引所のウォレットではなくコールド・ストレージに保管していると語った。

　大半の人々が暗号資産の保有量は比較的控えめだとする一方、約１０％は７０００－１万４０００ドル相当のコインを保有していると答えた。１万４０００ドル以上の暗号資産を保有していると答えたのは２．３％だった。

　ロシア政府のある大臣は１２月、現在国内の暗号資産マイナーは電力供給会社に監視されており、産業用料率でエネルギー代を支払わなければならないと述べた。産業マイニング分野の合法化を提案する法案は、２２年内に可決する可能性がある。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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