アラメダの元CEOエリソン氏ら、刑事責任を認める―SECも新たに起訴

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●FTX元幹部への刑事訴追

破綻したFTXの共同設立者Gary Wang氏と、姉妹企業Alameda Researchの元CEO Caroline Ellison氏が刑事責任を認めたことが21日に明らかになった。

ニューヨーク南部地区連邦検事のDamian Williams氏は動画声明で、両名が検察に協力していると表明。他の人物についても告発していく方針だとして、告発を恐れる者に事前に出頭するよう警告した。

"FTXやアラメダで不正行為に加担した場合は、今が先手を打つ時だ。私たちは迅速に動いており、我々の忍耐は永遠ではない。"

裁判所資料によると、Alameda ResearchのCaroline Ellison氏は、以下7件の起訴内容を認めており、最大で110年の懲役刑が科される可能性がある。

・FTX顧客に対する電信詐欺の共謀
・FTX顧客に対する電信詐欺
・Alameda Research貸金業者に対する電信詐欺の共謀
・Alameda Research貸金業者に対する電信詐欺
・商品取引詐欺の共謀
・証券取引詐欺の共謀
・マネーロンダリング目的の詐欺と陰謀

Gary Wang氏は、以下4件の起訴内容を認めており、最大で50年の懲役刑が科される可能性がある。

・FTX顧客に対する電信詐欺の共謀
・FTXの顧客に対する電信詐欺
・商品取引詐欺の共謀
・証券取引詐欺の共謀

一方で、FTXのSam Bankman-Fried(SBF)前CEOは19日に、詐欺容疑で米国に身柄を引き渡されることに同意した。SBF氏を乗せた飛行機は既にバハマからニューヨークに向けて出発したことが確認されている。Sam Bankmanはできるだけ早く裁判官の前に出頭する予定である、とWilliams氏は述べている。

●SECによる起訴

また、米証券取引委員会(SEC)は21日、Wang氏とEllison氏を証券取引法違反の疑いで起訴した。

SECの訴状によると、Ellison氏は複数年に渡ってFTXが発行した独自トークンFTTの価格操作で協力したほか、FTX顧客の資金を使って取引行為を行ってきた。また、Wang氏は、AlamedaがFTX顧客の資金を流用可能にするソフトウェアコードを作成したと見られている。

SECのGary Gensler委員長は以下のように述べている。

"我々は、FTXの顧客資産を悪用してAlamedaを支え、信用取引の担保として計上する計画で、Wang氏とEllison氏が積極的な役割を果たしたと見ている。"

(イメージ写真提供:123RF)

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CoinPostに掲載された記事を、許可を得て転載しています。

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