ウィンターミュート、暗号資産最大の値付け業者のひとつに

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 世界の主要暗号資産(仮想通貨)値付け業者ウィンターミュートは21年に英従業員に合計8300万ドルを支払い、同暗号資産企業は36人の新たなミリオネアを生み出したことを示唆する。

 最近提出された年次報告書によれば、ウィンターミュートは21年に36人の従業員に8300万ドルを支払い、同社は各従業員に平均230万ドルを支払っていることを意味する。さらに、同社は同年ある重役に2250万ドルを支払った。

 ほぼすべての暗号資産が史上最高値に達した年に前例のない支払いがあった。暗号資産価格が急騰する中、ウィンターミュートは21年に5億8200万ドルの利益を上げ、収益は20年の4040万ドルから8億1850万ドルに急増した。

 ウィンターミュートは暗号資産界で世界の主要アルゴリズム値付け業者として浮上した。同社は中央集権型と分散型取引プラットフォームで流動的で効率的な市場を生み出す助けとなり、暗号資産エコシステムの必要不可欠な一部となった。

 同暗号資産値付け業者は従来の金融機関や注目を集めているブロックチェーンプロジェクトが暗号資産に参入する手助けもしている。これまでのところ、ウィンターミュートは50以上の交換所と取引プラットフォームと提携を結んだ。

 21年、ウィンターミュートは約1兆5000億ドルのデジタル資産を取引した。現在、同社は何億もの資産を管理し、日々50億ドル以上取引している。22年の暗号資産市場暴落以前、同社は毎年平均230万ドルを稼いだと書類は公表した。

 創設者を含むウィンターミュートの社長と取締役は21年に合計3100万ドルを稼いだ。同年最も稼いだ重役は20年の1600万ドルから増加し、2250万ドルを受け取った。

 同金融サービス業界で15年以上の経験があるゲボイ氏は、同暗号資産値付け業者の18年7月のシリーズAベンチャー基金でたった280万ドルを調達した。

 最近の厳しい市場暴落の中、ウィンターミュートの収益も大幅に減少した。報道によれば、同社は22年の最初の9カ月で2億2500万ドルの収益を上げたとフォーブスは報じた。

 報じられたように、ウィンターミュートは22年9月にデジタルウォレットのひとつを露出させたままにする人為的ミスにより、1億6000万ドルのハッキングに遭った。当時、同社の重役は約3億2000万ドル相当の資産が金庫に残っており、支払い能力があると述べた。

 さらに、同値付け業者は約5900万ドルを一時は世界3位の暗号資産交換所で、22年下旬に破産を申請したFTXに保管している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/wintermute-now-one-of-biggest-market-makers-crypto-birthed-36-millionaires.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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