ロビンフッドの公式ツイッターがハッキング被害、暗号資産詐欺を宣伝

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 米国大手オンライン取引プラットフォームのロビンフッドのソーシャルメディアアカウントがハッキングを受け、トークン詐欺の宣伝に悪用された。バイナンスCEO(最高経営責任者)のチャンポン・ジャオ(CZ)氏は直ちに、このハッキングに関連するアカウントをロックしたと発表した。

 ロビンフッドの公式ツイッターアカウント「RobinhoodApp」は25日、フォロワー110万人に対し、バイナンス・スマート・チェーンにRHBトークンをローンチし、1枚0.0005ドルでコインを購入できるようにするという「リマインダー」を投稿。トークンが上場しているPankakeSwapへのリンクも貼られていた。

 ロビンフッドは公式アカウントでのハッキングについて何も投稿しなかったが。別のユーザーによる投稿のコメント欄でそれを認め、被害を受けたアカウントはツイッターだけではないとし、次のように述べた。

 「ロビンフッドの公式ツイッター、インスタグラム、フェイスブックアカウントからの不正な投稿を確認しており、それらすべては数分以内に削除された。現時点では、当社の調査に基づき、今回の事件の原因はサードパーティのベンダーにあるとみている」

 元の投稿は削除されたが、achieve.orgのスナップショットで見ることができる。また、投稿が削除される前にスクリーンショットを撮ったユーザーも多い。

 そして、これだけでは終わらなかった。バイナンスとそのブロックチェーンが今回の事件で言及されていたことを受け、同社CEOのCZ氏は問題のアカウントはロックされ、調査を行っていると発表。

 CZ氏は次のように続けた。

 「アカウントが本物であるように見えても、常に批判的な思考を持つように」

 大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースの商品事業運営責任者コナー・グローガン氏は、ツイートが削除される前に約10人が約1000ドル相当のトークンを購入したと報告している。

 一方、米司法省は1月上旬、破たんしたFTX創設者兼元CEOのサム・バンクマンフリード氏とFTX共同創設者のゲイリー・ワン氏が所有していたロビンフッドの5600万株(約5億ドル相当)を押収した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/robinhoods-verified-twitter-account-was-hacked-started-promoting-crypto-scam-what-happened-next.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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