サンフランシスコがCBDC開発者雇用へ、デジタル通貨の進展示す動き

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 CBDC(中央銀行デジタル通貨)分野へ進出しようとする公的機関が世界中で増加する中、サンフランシスコ連邦準備銀行も、「シニアアプリケーション設計者-デジタル通貨」と題した求人で経験豊富なCBDC開発者を募集している。

 求人広告によると、このポストは年間最大21万5400万ドルの給与を手にすることができる。

 同行は求人広告で、「連邦準備銀行は、米ドル取引を円滑化するためのアクセス可能で安全かつ効率的なシステムを促進するという使命の一環として、CBDC研究および開発を行うシニア・テクノロジストを求めている」と述べた。「ドルの重要な役割を考慮し、連邦準備制度はCBDCの潜在的なコストとメリット、およびこのシステムがこの新興分野をより良く活用する方法をさらに理解しようとしている」とした。

 今回の求人は、サンフランシスコ連銀が「シニアアプリケーション開発者-デジタル通貨」と題した求人情報を出した直後に公開された。CBDC専門チームを設立する取り組みが進む中、まもなくさらなる求人情報が発表される可能性がある。

 採用者は、「CBDCの技術研究および開発の最先端に立つチームの一員」となり、CBDC研究に重要なシステムの設計および実装を担当するということだ。

 応募者は、コンピュータサイエンス、管理情報システムあるいは同等の技術分野を中心とした学士号を取得しているか、同等の学歴および経験を有していることが求められる。また、デジタル決済、暗号資産(仮想通貨)、CBDCの設計およびメンテナンスの実績があることも条件としている。プログラミングの実務経験に加えて、分散型システム設計、ゼロ知識証明などの暗号プロトコル、コンセンサスアルゴリズム、セキュリティに関する知識と経験も備えていなければならない。

 「シニアアプリケーション設計者は、経営陣、チーム内の開発者、開発運営チーム、販売業者と直接関わり、連邦準備制度理事会が必要とするCBDCを支援する技術を設計、開発、実装するための体制を確立する」とした。

 採用者は、新システムの構造の設計と監督を担当し、社内外のチームを含む開発担当チームの活動を指揮することになる。

 同ポストへの応募者は、米国市民であるか、米国市民になる意思のあるグリーンカード保有者であることが条件となっている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/san-franciscos-move-hire-cbdc-developer-signals-digital-currency-progress-heres-latest.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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