スポーツ大手ミズノ、柔道、ランニング、サッカー製品でNFTに参入

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 日本のスポーツ大手ミズノが、初のNFT(非代替性トークン)シリーズを立ち上げ、この分野に参入する新たな大手スポーツウェア会社となった。

 ミズノはプレスリリースの中で、同社が専門とするスポーツごとに1セットずつ、3セットのトークンを立ち上げたと説明した。これらのNFTはオープンシー上でリリースされ、イーサリアム(ETH)ネットワーク上で競売にかけられる。

 同社は世界有数の柔道着メーカーだ。日本、米国、ブラジル、フランスの柔道代表チームに競技用スポーツウェアを提供している。

 同社は、日本チャンピオンの柔道選手を複数描いた作品の製作をデジタル・アーティストのリョッケドロー氏に依頼したと説明した。男子チャンピオンの高藤直寿選手、阿部一二三選手、そして東京オリンピック女子78kg金メダリストの濵田尚里選手などがこれに含まれる。

 リョッケドロー氏は過去に、MMA(総合格闘技)関連のデジタルアートでESPNなどの企業と協力している。

 ミズノは格闘技分野以外に、主としてランニング及びサッカー用フットウェアのメーカーとして知られている。同社は、世界陸連ゴールドラベル・レースで、日本で最も重要なスポーツイベントの1つでもある大阪マラソンのメインスポンサーの1社だ。

 ランニングをテーマにした同社のNFTは、大阪マラソンを記念したランニングシューズのミズノ・ウエーブリベリオン・プロ7種から成り、それぞれが虹の色をしている。各NFTは「同じデザインの実際のシューズ」と交換できる。

 同社は、「実際」のシューズは「世界」で1足「だけ」のものになると記している。

 同社はまた、ミズノαシリーズのサッカーシューズのNFT3つも立ち上げた。

●ミズノ以外にも:日本の関係者、NFTの拡大に注目

 ミズノは、これらのアイテムはオープンシーで競売され、入札は日本標準時3月31日午後12時に締め切られると述べた。入札開始価格はランニングNFTが0.5イーサリアム、柔道・サッカーNFTが0.3ラップドイーサリアム(WETH)。

 日本政府はNFTを成長の原動力としており、専任の閣僚レベルのタスクフォースを立ち上げ、この分野の成長を促そうとしている。

 政府はまた、地方自治体にNFT賞を授与することで、NFT関連ビジネスの促進を模索している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/japanese-sports-giant-mizuno-takes-nft-plunge-with-judo-running-soccer-offerings.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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