エルサルバドル、大学生向けのBTC・ライトニングネットワーク開発コースを創設

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 エルサルバドル政府は、ビットコイン(BTC)とライトニングネットワーク開発に関する新たな大学コースを創設すると発表した。

 政府の「ビットコインオフィス」は、ツイッターでこの計画を発表。新たな「CUBO+」コースは、「数カ月にわたる高度なビットコインエンジニアリングプログラム」であるとのこと。「初回のグループ」に参加できる「資格のある学生のために単位を与え、職業紹介も行う」という。

 また、このプロジェクトにはUSDT開発企業のテザーと、ビットコイン・ライトニングに特化した投資企業Fulgur Venturesが出資している。

●エルサルバドルのビットコイン・ライトニング開発コース、誰が教えるのか?

 ビットコインオフィスは、「世界中のビットコイン界の大物」を講師やメンターとして採用するとしている。また、メンターは「エルサルバドルの最高で優秀なコンピュータサイエンスの学生」と共に働くことになるということだ。

 同オフィスは、次のように記している。

 「講師やメンターとして参加するビットコイナーは、まもなく発表される予定。その目的は素晴らしいものだ。そして、それ以下はない。ビットコインはすべての人のためのものだ。そして私たちがそれを証明する」

 ビットコインオフィスはさらに、この動きはスイス・ルガーノ市の「エルサルバドル・ビットコイン大使館」による取り組みの結果であると説明。同大使館は22年10月に設立された。

 CUBO+は、エルサルバドルにとって「初のビットコイン・ライトニング開発教育プログラム」になると、同オフィスは述べている。

 ブケレ大統領とそのビットコイン支持者にとって、これまでの道のりは順調ではなかった。政府が21年9月にビットコインを法定通貨として認めてから、ビットコイン市場は一時期長期的な不安定さに苦しんできた。

 22年10月、中米大学の調査で、エルサルバドル国民の77%がビットコイン導入には「まったくメリットがない」と考えていることが明らかとなった。

 しかし、ブケレ大統領が簡単にくじけることはないだろう。エルサルバドルでの同氏の支持率は依然として非常に高く、まもなく行われる選挙で第2期を目指すことになる。

 そして、ブケレ政権はビットコイン債の発行の準備を進めている。新思想党は、ビットコイン債が同国の国際的な知名度を高めることができると考えている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/el-salvador-launches-bitcoin-lightning-network-dev-courses-for-university-students.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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