ロシアで暗号資産交換所のニセモノが急増ーなぜロシア人が標的になるのか?

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 ロシア人とロシア語を話す暗号資産(仮想通貨)トレーダーを標的とした詐欺暗号資産交換所数の「著しい」増加が見られると新たな報道で判明した。

 Kommersantによれば、専門家は「いくつかが詐欺であると判明した、小規模(ロシア語)暗号資産交換所数の著しい増加」を指摘した。

 暗号資産取引に関連している「たちの悪い交換所」はここ数週間で「1.5倍に増加した」と露セキュリティ企業InformZashitaeは説明した。そういった交換所の数は「増え続ける」と同社は付け加えた。

 23年3月のデータによれば、詐欺暗号資産交換所数は1年間で3倍に増加しているとPositive Technologiesという名称の企業は主張した。

 また、「偽暗号資産交換所アグリゲーターも増加している」と報道で判明した。

 ベストチェンジのコピーは「特に偽交換所を宣伝するために作られた」と暗号資産交換所Satoshkinの代表Dmitry Stepanin氏が述べたと伝えられた。

●なぜロシアで増加するのか?

 多くのロシア人は経済制裁を回避するために暗号資産を利用する方法を検討し、この傾向はロシアでの「暗号資産と法定通貨間の取引量の増加と関連している」と専門家は主張した。

 暗号資産採掘企業ビットリバーの政府関係の責任者Oleg Ogienko氏が以下のように説明していると伝えられた。

 「暗号資産のような爆発的な成長を経験している市場では、あらゆる種類の詐欺師が活動を開始するのは当然だ」

 ロシアでの暗号資産関連活動の「合法化だけ」が偽交換所の増加に終止符を打つことができると暗号資産業界内部関係者は主張した。

 当初、暗号資産交換所はよくサンドボックスと言及された、政府が管理する「試験的な法体制」で運営することができたとOgienko氏は示唆した。

 政府が運営する暗号資産交換所のローンチが答えを出すことができると政治家は示唆している。しかし、暗号資産反対の中央銀行はこの考えに賛同していないようだ。

 22年11月に暗号資産規制の草案が下院に提出された。

 しかし、中銀、法執行機関、業界支持派の大臣の間の深い溝により、草案はロシア議会で進展することができなかった。立法府議員は4月下旬に修正案でもう一度試みると話している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/sharp-rise-bogus-russian-crypto-exchanges-how-are-fraudsters-targeting-russians.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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