BCベースの融資企業、分散型融資プラットフォームでの暗号資産融資を再開

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 ブロックチェーンベースの融資企業であるM11クレジットは、分散型融資プラットフォームのメープル・ファイナンスでの暗号資産(仮想通貨)融資を再開した。

 M11クレジットは5日、このサービスの再開発表をツイッターで行った。同社はまた、審査および監視枠組みを更新したとも報告している。

 この新たなレンディングプールは、ステーブルコインUSDコイン(USDC)で年間10.75%の利回りが見込まれ、期間は60日間となっている。

 同社は、メープル・ファイナンスが公開したブログ投稿でこの新たな融資サービスについて詳細を述べており、その中でリスク管理の枠組みおよび信用方針を改善したことを強調している。

 ブログ投稿によると、新たな流動性プールは一部の顧客のみに融資を行う。同社はこの顧客について、「M11クレジットプールからの借入において強力で確立された実績を持ち、市場中立的な戦略を備えた対応の早い一流企業」と説明している。

 また、M11はFTXの破たんを受け融資事業を監督する新たなクレジット責任者を任命している。

 「拡張された『プール・デリゲート』のチームは、審査プロセスと信用方針を強化し、オンチェーンおよびオフチェーン資産のリアルタイム監視ツールを導入している」と同社は述べた。

●FTX破たんで3600万ドルの債務不履行

 22年11月にFTXが破たんを申請した後、M11が管理する流動性プールでは3600万ドルの債務不履行が発生し、複数のローンで支払いが行われず、条件変更が行われるなどした。

 同時に、M11最大の借り手の1つであるオーソゴナル・トレーディングは、FTX破たんに関して虚偽の損失額を報告し、M11とメープル・ファイナンスを誤解させたとして非難されていた。この虚偽報告により、影響を受けたM11プールの投資家に最大80%の損失が生じたとされている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/m11-credit-restarts-crypto-lending-maple-finance-after-ftx-fallout-heres-what-you-need-know.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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