ブラジルのサントスFCトークンがゲーム界に進出、サッカー・ファントークンの新たなスタートか

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 ブラジルの巨大サッカークラブであるサントスFCは、クラブのファントークンをWeb3およびメタバースに対応した「ゲーム環境」に適用させると発表した。

 サントス・ファントークン(SANTOS)と名付けられたこのトークンは21年後半にローンチされた。

 TOPGOALの公式リリースおよびライブコインズの報道によると、サントスFCはサッカークラブとしては初めて、メタバースゲーム企業TOPGOALとバイナンスのファントークン部門と提携を結んだ。

 この提携を通じて「フットボール・メタクラブとフットボールクラフトを共同開発することで、サントス・ファントークンの実用性を高めることができる」と同社は述べている。

 フットボールクラフトは、「サッカーのパラレルワールド」として設計された。

 同社の開発者らは、「ザ・サンドボックスに似た」、「12倍速」のバーチャルサッカーの世界」であると説明している。

 23年第3四半期には、サントス・ファントークンが「TOPGOALのフットボールクラフトに組み込まれる」予定であるという。

 また、サントスFCのファンは、「世界初のWeb3 3Dサッカーゲーム」であるという「TopManager」をプレイできる。

 このゲームをプレイすることで、ファンはTOPGOALのガバナンストークンであるGOALなどの「報酬を獲得する」ことができるという。

 「トークンとゲーム内の報酬は、ファンのWeb3ゲーム体験をより良いものにする」と同社は述べている。

 この提携により、サントスFCはバイナンスのNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスで自社ブランドのNFTを作成・販売することになる。

●サッカー・ファントークンの新たな夜明けか?

 コインゲッコーのデータによると、記事執筆時におけるサントス・ファントークンの時価総額は2869万5907ドル。

 同トークンは過去24時間で約5.5%上昇している。

 サントス・ファントークンの過去最高値は、22年9月に記録した1SANTOS=22.34ドル。

 TOPGOALは、「カスタマイズされたギアとスタジアムを完備した」サントスFCのメタバース拠点を創設すると述べている。

 同社は、「没入感のあるバーチャルな試合日、リーグ、トーナメント、クラブの現在の所属選手を集めたファン向けバーチャルイベント」を約束している。

 サントスFCは、サッカー界の英雄ペレ氏がキャリアのほとんどを過ごしたクラブとして有名である。

 同クラブは8度ブラジル王者に輝き、コパ・リベルタドーレスでも3回優勝している。

 1962年にコパ・リベルタドーレスを制し、1963年にも連続優勝を果たした。

 直近では11年に優勝している。

 3月、ファントークンプラットフォームを運営するChilizは、有望なWeb3スタートアップに資金を提供するため、5000万ドルの企業支援プログラムを立ち上げると発表した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/brazils-santos-fc-token-enter-gaming-world-new-start-for-football-fan-tokens.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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