USDコイン発行会社サークルの幹部、ステーブルコインに関する米議会の公聴会で証言予定

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 人気のステーブルコイン、USDコイン(USDC)を運営する米国企業のサークルが、米国におけるステーブルコイン規制に関する19日の議会公聴会で証言する予定だ。

 サークルのダンテ・デスパルテCSO(最高戦略責任者)は、「決済におけるステーブルコインの役割と法整備の必要性の理解」と題されたこの公聴会で、オンチェーンで米ドルに裏付けられたステーブルコインを発行する民間企業を米国が支援すべき理由を主張する見込みだ。

 デスパルテ氏は15日のツイートで、公聴会で「サークルを代表することを楽しみにしている」と述べ、このイベントで初めて、金融市場に関する米大統領作業部会の助言を受けたステーブルコイン法案が共有されたとした。

 他には、ブロックチェーン協会のジェイク・チェルビンスキーCPO(最高ポリシー責任者)、コロンビア大学経営大学院のオースティン・キャンベル非常勤教授、NYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)のエイドリアン・ハリス局長などが、この公聴会で証言すると見込まれている。

●新たなステーブルコイン規制案

 この公聴会の議題には、証言の他に、「決済用ステーブルコイン発行者の要件の提供、デジタルドル研究、その他の目的ための」72ページの法案の審議も挙げられている。

 この法案は特に、関係する定義を取り扱い、ステーブルコイン発行の要件を定め、相互運用性、報告、執行の基準を導入している。

 サークルのジェレミー・アレールCEO(最高経営責任者)は16日にこの法案についてコメントし、世界の通貨間の競争は「激化」しているため、「インターネット上のデジタルドル」の発行及び利用に関する明確な規制を米国が提供することは重要だと指摘した。

 「世界における米ドルの役割は危機に瀕している」とアレール氏は記した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/usdc-issuer-circle-exec-testify-at-us-congressional-hearing-stablecoins.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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