ブルームバーグのアナリスト、「BTCは半減期で5万ドル越えの可能性」と
ブルームバーグ・インテリジェンスのレポートによると、ビットコイン(BTC)は、次の半減期の効果が表れる今後1年間で、1BTC=5万ドルを超える可能性がある。
このレポート結果から判断すると、23年初頭からビットコイン市場で見受けられる上昇は、最大の暗号資産(仮想通貨)である同通貨のより大規模な強気相場の始まりに過ぎない可能性がある。
ビットコインは23年、すでに約66%上昇しており、現在は2万8000ドル直下で調整している。
しかし、ブルームバーグ・インテリジェンスの予想通りになれば、近い将来さらに80%以上の上昇が生じる可能性がある。
ビットコインの次の半減期は24年4月になる見込みだ。
以降、新たなブロックのマイニングでマイナーに支払われる報酬は、6.25ビットコインから3.125ビットコインに半減することになる。
●専門家は高値更新を予想
このレポートでは、複数の専門家がそれぞれ、今後12カ月間におけるビットコイン価格の方向性についての意見を提供した。
意見を提供した人物の1人が、ブルームバーグ・インテルジェンスのアナリストであるジェイミー・ダグラス・クーツ氏だ。同氏は、次の「半減期」はまだ50%程度しか市場に織り込まれていないと述べた。
「ビットコインのサイクルは、半減期の約12-18カ月前に底を打つ。多くの物事が変化したが、今回のサイクルの構造も過去のサイクルに類似しているようだ。ネットワークは大幅に強化されたが、ビットコインは長引く厳しい景気後退に耐えられていない」とクーツ氏は述べつつ、半減期までに5万ドルになると予想した。
暗号資産データを提供するCCデータのアナリストであるジェイコブ・ジョセフ氏などの他の人物は、より慎重な意見を提供し、価格が上抜けるまでの「積立」局面に約1年間を費やすと投資家は考えるべきだと述べた。
「FTX破綻が本当にこのサイクルの底ならば、歴史的に見て、半減期後の特徴的な上抜けの値動きが生じる前にまだ約350日間の『積立』期間が存在する」とジョセフ氏は述べた。
同氏は、暗号資産市場で多くの物事が変化したことを考慮すると、過去のサイクルにおけるビットコインのパフォーマンスは将来のパフォーマンスの指針とすべきではないと付け加えた。
「ビットコインは将来、再び史上最高値を記録するかもしれない。しかし、他のデジタル資産との競合や市場規模の拡大によって、過去のサイクルと同様の成長が生じる可能性は低い」と同氏は述べた。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/bloomberg-analysts-bitcoin-halving-can-send-btc-past-50000-heres-why.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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