ビットコイン価格予想、歴史が正しければ10万ドルも視野に―ブルームバーグアナリスト

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 暗号資産(仮想通貨)市場が進化を続ける中、多くの人が投資決断の指針となる信頼できるビットコイン(BTC)価格予想を探し求めている。ブルームバーグアナリストによる最新の声明では、過去のトレンドが正しければビットコインは1BTC=10万ドルに達する可能性があると指摘している。

 ここで疑問なことは、ビットコインを購入し、この価格上昇の可能性に投資するのに今が正しいタイミングであるかということだ。

●ビットコイン、月次上昇の連続回数が21年以降の最多に近づく

 ビットコインは4カ月連続で上昇しており、21年3月以降の最長記録を達成しようとしている。米国取引時間では、ビットコインは1BTC=2万7900ドル前後で取引されており、イーサリアム(ETH)やバイナンスコイン(BNB)、カルダノ(ADA)も上昇している。

 ブルームバーグのデータによると、歴史的にはビットコインの4カ月連続高は、その後1年間に平均260%上昇する前兆であった。この傾向が続けば、ビットコインは10万5000ドルに達する可能性がある。

 23年にビットコインが80%回復するかは、FRB(米連邦準備制度理事会)が金融緩和策に転換するとの予想や、法定通貨の安定性への懸念、近く予定されている半減期などの要因に影響されている。

 スタンダードチャータード銀行、BCAリサーチ、ブルームバーグ・インテリジェンスは最近、ビットコインが少なくとも10万ドルに達する可能性があると予測している。

●ビットコイン、暗号資産の冬がついに終焉で上昇局面に戻る

 暗号資産の冬がようやく終わった。スタンダードチャータード銀行の調査報告によると、世界最大の暗号資産であるビットコインは23年内に10万ドルに達する可能性があるという。

 この上昇の要因としては、最近の銀行部門の危機の中で、分散型で希少性を持つデジタル資産としてのビットコインの役割が強調されたことが考えられる。

 アナリストのジェフ・ケンドリック氏は1日に発表されたこの報告書の中で、ビットコインが安全な逃避先、価値の保存、送金手段としての評価を得ていると指摘している。ビットコインは23年初来で65%上昇している。

●ビットコイン価格

 記事執筆時、ビットコインは1BTC=2万7969.10ドルで取引されており、24時間取引高は184億ドル。過去24時間で5%下落。コインマーケットキャップでは1位で、同時刻の時価総額は5410億ドルだった。

 ビットコインは2万9600ドルから2万7640ドルと大幅に下落した。4時間足チャートでは、以前は2万8800ドル付近の支持帯としての役割を果たしていた50日間指数移動平均を下回った。

 ローソク足のパターンは、市場の地合いが弱気であることを示しており、RSI(相対力指数)とMACD(移動平均収束拡散)からは1日のビットコイン価格が下げ基調にあることがわかる。

 下降局面では、ビットコインは4時間足チャート上のトレンドラインが示す目前の2万7600ドル付近の支持線に触れる可能性がある。この重要な2万7600ドルを下回れば、次の支持線である2万7200ドルまで下落する恐れもある。

●23年に注目すべき暗号資産トップ15

 ビットコインの他に、新興のアルトコインやプレセールトークンなど、市場には大きなリターンの可能性を備えた様々な有望暗号資産がある。

 「クリプト・インダストリー・トーク」チームは、23年のトップ15暗号資産をまとめている。これら暗号資産は短期・長期的に成長する可能性が高いという。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-price-prediction-as-bloomberg-analyst-says-btc-could-hit-100000-if-history-right-time-buy.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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