バイナンスがカナダから撤退、取引所規制に関する新ガイダンス受け
バイナンスがカナダから撤退する。
世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスは、ステーブルコインと投資家の制限に関する新たなガイダンスによって、カナダから撤退するとツイッターで発表した。
「私たちは、カナダユーザーを保護するために他の合理的な方法を模索しようとこの決断をできるだけ延期していたが、そのような方法はないことがわかった」と同社は説明している。
カナダ国籍を持つチャンポン・ジャオCEO(最高経営責任者)は、このニュースをリツイートしている。
「カナダユーザーのニーズに対応するために私たちと協力してくれた規制当局の方々に感謝したい。小さな市場とはいえ、当社創業者の母国として、私たちにとって感情的な価値があった」と同社は述べた。
●カナダでの新たな要件
CSA(カナダ証券管理局)は2月、暗号資産取引所の登録要件を強化していた。
その要件の中には、「カナダユーザーに代わって保有する暗号資産の保管や分別管理に関する基準の強化、カナダユーザーに対するマージン取引、信用取引、その他レバレッジ商品の提供を禁止すること」などが含まれている。
他にも、取引所が「価値参照型暗号資産(一般的にステーブルコインと呼ばれる)の購入・預金」サービスを提供することも禁止している。
●今後の展開
カナダのユーザーは、この動きが自分の口座にどのような影響を与えるかについての情報を受け取ることになるとバイナンスは説明している。
「新たなガイダンスには賛成しないが、慎重で包括的な規制枠組みを目指し、カナダの規制当局と関わり続けることを望んでいる。私たちは、カナダユーザーにより幅広いデジタル資産商品にアクセスできる自由が再び与えられるとき、いつかカナダ市場に戻ってくることになると確信している」
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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