中国の医療・エネルギー企業がCBDC決済に対応―デジタル人民元の導入加速
中国CBDC(中央銀行デジタル通貨)の新たな前進として、中国の医療・エネルギー分野の企業が患者や顧客によるデジタル人民元決済に対応する。
中国メディアWXRBによると、外来患者と入院中の精神医療患者の両方が、CBDCを使って医療費を支払うことが可能になったという。
中央銀行のデジタル人民元アプリを使い、保証金、薬代、入院費を支払うことができると同メディアは報じている。
病院職員は、デジタル人民元決済は「より安全で便利なスマート決済方法」であると話している。
また、デジタル人民元決済はより迅速であり、精神医療施設において患者の「医療体験の向上」にも役立つと評価している。
職員らによると、CBDCを利用することで、病院は「医療改革」と「デジタル化」を推し進めることができるという。
21年、上海交通大学医学院附属同仁医院の職員食堂で、国内初となるデジタル人民元ハードウォレットが試験的に導入された。
●中国医療・エネルギー分野でのCBDC決済
一方、江蘇省の政府機関はCBDCを利用して市の街灯の電気代を支払ったという。
電力は、政府運営の国家電網江蘇省電力公司が供給している。
同社は国家電網公司の地方支店で、4600万人以上のエネルギー消費者にサービスを提供している。
デジタル人民元は、小売決済や企業間決済の世界ではさまざまな利用シーンがある一方で、政府間決済は未開拓の領域であった。
通信社新華社は、江蘇省による取り組みが公共機関にとって「国内初」のデジタル人民元決済であったと報じた。
CSRC(中国証券監督管理委員会)は22日、CBDCを証券市場で使用することを許可した。
これにより、中国の投資家はまもなくファンドなどの理財商品の支払いにトークンを利用できるようになる。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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