メルセデスベンツのWeb3部門、フィンガープリンツDAOとコラボでNFTコレクションを発表
デジタルアート団体のフィンガープリンツDAOが、オランダ人のハーム・ファン・デン・ドーペル氏と、ドイツの自動車大手メルセデスベンツと連携し、ジェネレーティブアートNFT(非代替性トークン)コレクションを発表した。
「速度と知覚をテーマにしたコレクション『Maschine』、近日発売」とフィンガープリンツDAOのウェブサイトには書かれている。このプロジェクトは、メルセデスベンツのWeb3部門であるメルセデスベンツNXTがサポートしている。
同ウェブサイトの「よくある質問」ページによると、コレクションには異なるイーサリアム(ETH)ベースの最大1000個のNFTが含まれているという。
メルセデスベンツNXTは25日、「最初に3つのコアコレクション」をリリースするとツイート。コアコレクションは、クレイティブスタジオ0xNXTが企画・開発・管理するメルセデスベンツの公式デジタル作品である。
第1弾のコレクションはジェネレーティブアートの焦点を当て、第2弾は一部の顧客のみを対象とするもの、第3弾はメルセデスの伝統的デザインをテーマとしたコレクションとなる予定だ。
●オークションのルール
「Maschine」は、6月7日からフィンガープリンツDAOのウェブサイトを通じて販売される。
コレクションはダッチオークション形式(買い手が見つかるまでNFTの値段を下げていく形式)で販売される。
NFTの販売には1ウォレット当たり1万ドルの総額制限があるため、1人が購入できるNFTの数には限りがある。
「具体的な数量はオークションの最新価格と、販売可能なNFTの総数量によって決まる」と、ウェブサイトは説明している。
暗号資産(仮想通貨)ウォレットを所有していることがオークションの参加条件となっている。
さらに、参加できるのは世界32カ国の居住者のみで、そのほとんどがヨーロッパの国々。他にも、日本、シンガポール、米国も対象となっている。
入札や払い戻し請求など、特定のアクションに関連してガス代が発生する。
コレクターは、セカンダリーマーケットプレイスで他のユーザーにNFTを販売することができる。利用規約によると、NFTがセカンダリーマーケットプレイスで販売された場合、フィンガープリンツは販売価格の8.5%の再販手数料を受け取ることになる。
コレクターは、NFTの購入価格が最終のオークション価格よりも高い場合、払い戻しを受けることができる。「オークション終了時に、最終販売価格よりも高い金額を支払った買い手は、購入価格と最終販売価格の差額に相当する払い戻しを請求できる」とウェブサイトにある。
払い戻し手続きはオークション契約に基づき処理される。オークションの間、参加者は価格が下がるにつれ払い戻し額を確認することができる。希望すれば、投入したイーサリアムに応じて追加でNFTを購入することができる。
フィンガープリンツDAOは、デジタルアートを作成・収集するためのオンラインコミュニティおよびプラットフォーム。資金・分散型ガバナンスモデルを共有する250人以上のメンバーで構成されている。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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