<今日の仮想通貨市況>BTCは一時2万5000ドル割れ、米金融引き締め長期化意識

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 15日午前9時20分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=352万円前後(過去24時間比3.0%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=23万1000円前後(同5.0%安)、XRP(XRP)が1XRP=67円台前半(同7.3%安)となっている。

 14日の主要な暗号資産はほぼ横ばいで推移したが、15日明け方に売りが優勢となり、ビットコインは3月以来約3カ月ぶりに一時2万5000ドルを割り込んだ。FOMC(米連邦公開市場委員会)では政策金利が据え置かれたものの、次回以降の利上げ再開や金融引き締めの長期化が意識され、リスクオフの売りが強まったとの見方がある。前日にヒンマン文書の公開を材料に買われたXRPも下げがきつい。

 SEC(米証券取引委員会)と暗号資産交換所大手バイナンスの米国部門が14日に資産凍結をめぐって協議を始めたと報じられた。また、バイナンスがバイナンスコイン(BNB)の価格維持のためにBTCを売却しているとの噂を同社のCEO(最高経営責任者)が否定したとも伝わっている。

(イメージ写真提供:123RF)