バイナンス、ベルギー規制当局が暗号資産サービスの提供停止を命じる
ベルギーの規制当局であるFSMA(金融サービス市場局)は、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスがEEA(欧州経済領域)外の国からベルギーの消費者にサービスを提供することで法律に違反したとして、国内でのサービスを停止するよう同社に命じた。
「FSMAは、バイナンスがベルギーにおいて、EEA加盟国でない国から暗号資産と法定通貨間の取引サービスやカストディウォレットサービスを提供していることを指摘した。したがってFSMAはバイナンスに対し、ベルギーでのそのようなサービスの提供をただちに停止するよう命じた」とFSMAは声明で述べた。
同声明によると、EEA域外の国の企業は、ベルギー国内の顧客に対して暗号資産と法定通貨間の取引サービスを提供することが禁止されている。
FMSAは、同社がベルギー法第136条に違反したため、マネーロンダリングとテロ資金供与を防止するための制裁を課したと説明している。
バイナンス広報担当者はコインデスクの取材に対し、「協議を行っていたにもかかわらず、FSMAがこのような決定を下したことを知り、私たちは失望している。この通知の詳細を考察し、義務を遵守してベルギーと世界の規制当局と引き続き協力していく」と述べた。
●EU当局、バイナンスを標的に
バイナンスは16日、オランダ規制当局からVASP(暗号資産サービスプロバイダー)を取得できなかったため、オランダ市場の撤退を余儀なくされた。
さらに、同社はキプロスでもサービス停止を命じられた。
キプロスの規制当局であるCySEC(キプロス証券取引委員会)が発表した声明によると、同社は「登録抹消の申請中」であるという。
バイナンスは、フランス、イタリア、スペイン、ポーランド、スウェーデン、リトアニアの欧州6カ国で登録・運営されている。しかし、同社はデジタル資産サービスを「違法な」方法で提供したとして、フランスで調査を受けている。
●バイナンスのトークンの反応は?
コインマーケットキャップのデータによると、バイナンスコイン(BNB)は過去24時間において、6月23日にBNB=241.79ドルに下落してから約0.55%上昇し、24日の朝には245.16ドルで取引されている。
しかし過去1週間では、バイナンスコインは18日の高値248ドルから0.19%下落している。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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