テキサス州ビットコインマイナー、熱波の影響で運営を縮小

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 熱波とそれに続く電気代の急騰がテキサス州の送電網に圧力をかけ、同州のビットコイン(BTC)マイナーは運営を停止している。

 ブルームバーグの報道によれば、同地区の暗号資産(仮想通貨)マイナーとテキサス州電力信頼性評議会Ercotの送電網マネージャーは採掘運営の停止を認めた。

 「値段が上昇し、BTCマイナーだけでなく、Ercotの全市民に利用可能なインセンティブプログラムの資質により、ほぼ、また融通の利く大規模処理すべてが停止される結果となった」とテキサス州ブロックチェーン協議会の広報担当者は話した。

 利用可能な供給が低下する中、需要は増加し続け、先週テキサス州は電力危機に近かったと報道は主張した。ある時点では、余剰電力供給は全体の生産量のたったの2%まで減少した。

 「事実上、暗号資産用地のほとんどがすべての処理量を減少させたようだ」とErcotの広報担当者クリスティ・ペンダース氏は話した。
 
 テキサス州は過去2週間の弱まることのない熱波に苦戦し、送電網に前例のない圧力がかかっている中、同州での採掘運営の停止となった。

 テキサス州の送電網は現在、住民が電力使用量を減少させる必要のない「気象監視」にあるが、将来的に必要になる可能性があると示唆している、とAP通信の最近の報道は述べている。

 テキサス州の送電網管理に対する批判にかかわらず、今夏、電力の供給停止は起こりそうになく、今冬が危険をもたらすと専門家は考えている。

 しかし、テキサス州のいくつかの地域で気温が43度を超え、エアコンはフル回転で、職員は住宅保有者に電力消費に気を配るよう忠告している。

 「どうか電力を節約するために、できることをしてください」とテキサス州の首都で50万人以上の顧客に供給するオースティン・エナジーの暫定本部長スチュアート・レイリー氏は話した。

・価格が下落し、世界中の暗号資産マイナーは苦戦

 高い電気代に加え、BTC価格の下落で、世界中のマイナーがやりくりに苦戦していることは注目に値する。

 22年12月、コンピュータ能力による最大上場BTCマイナーのコア・サイエンティフィックは破産申請した。

 当時、下落する暗号資産価格と採掘のための増加する電気代に加え、破産は破産した暗号資産融資企業セルシウス・ネットワークからの未払いの700万ドルの借金に起因すると同社は考えた。

 コア・サイエンティフィックに加え、他の暗号資産採掘企業も市場低迷の中、苦戦している。

 アルゴ・ブロックチェーン、アイリス・エナジー、グリニッジ・ジェネレーションは財政問題に直面している有名なBTC採掘企業だ。

 暗号資産採掘業界への別の打撃で、ベネズエラの暗号資産採掘の停止が3カ月目に近づき、より多くのマイナーがリグを売却し、永久に閉鎖することを余儀なくされている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/texas-bitcoin-miners-scale-back-operations-amidst-heat-wave.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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