バイナンス・ラボ、クロスチェーンDeFi融資プラットフォームに1000万ドルを投資

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 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのベンチャーキャピタル部門であるバイナンス・ラボは、流動性を提供し、クロスチェーン資産を借り入れるためのマーケットプレイスであるラディアントキャピタルに1000万ドルを投資した。

 20日に発表されたこの戦略的資金調達ラウンドは、オラクルのサポート、担保の拡張、イーサリアム(ETH)メインネットの展開、クロスチェーンの清算など、ラディアントの新たな技術や製品開発に充てられる。

 また、ラディアントはさまざまなブロックチェーン間での貸し借りをよりシンプルにし、DeFi(分散型金融)分野における流動性の問題に取り組んでいく。さらに、複数のEVM(イーサリアム仮想マシン)チェーンへの拡大と、LayerZeroメッセージングの完全サポートを目指すとした。

 「バイナンス・ラボによる投資は、プロトコルが新たなチェーンに拡大し、拡張し続け、ユーティリティをエコシステムに戻しながら、ラディアントが高みへと駆け上がる中で重要な役割を果たすだろう」とラディアントキャピタル創設者のジョージ・マッカラン氏はコメントしている。

 資金調達ラウンドは、エコシステムにおける革新的なプロジェクトを支援するというバイナンス・ラボのコミットメントの一環であり、「チェーンに依存せず、ユーザー重視の方法でDeFiの次の時代をリードする」と発表は述べている。

 ラディアントは、この投資により1億人のユーザーがDeFiに新たに参入し、その恩恵を受けることになると考えている。バイナンス・ラボとのパートナーシップにより、バイナンスの「広範な専門知識、リソース、戦略的サポート」からメリットを受けることができるとマッカラン氏は述べた。

 「ラディアントキャピタルの使命は、シームレスで安全かつ使いやすいオムニチェーンレンディング体験を提供することを重視したDeFiの新時代を切り開くことだ。これは、次世代のDeFiをWeb3エコシステムに組み込むというDAO(分散型自立組織)の最終目標にとって極めて重要なことである」

●ラディアントのネイティブトークン、ニュースを好感

 バイナンス・ラボとの提携発表を受け、ラディアントのネイティブトークンであるラディアントキャピタル(RDNT)は10%上昇し、1RDNT=0.32ドル付近まで値を伸ばした。RDNTはラディアントエコシステムのユーティリティトークンとして機能する。

 同時刻における取引量は平均水準を下回っており、時価総額は上昇している。記事投稿時刻の時価総額は8932万3715ドルで、時価総額と取引量の最近の変化に対する値動きから、RDNTは低リスクと評価される。

 RDNTは23年3月、わずか1カ月で1.6倍に上昇し、史上最高値の0.49ドルを記録した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/binance-labs-pours-10-million-into-cross-chain-defi-lender-radiant-capital.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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