香港マクドナルドがザ・サンドボックスと協力、Web3に「マックナゲッツランド」開設
香港マクドナルドはザ・サンドボックスと協力し、チキンマックナゲットの40周年を記念した没入型Web3エクスペリエンス「マックナゲッツランド」を開設した。
この仮想世界では、隠れた工場や人気チキンマックナゲットに関する歴史ツアーを通じて、没入感のある旅をユーザーに提供する。
マックナゲッツランドでは、ザ・サンドボックスのユーティリティトークンを獲得するためのクエストやチャレンジが用意されている。
このトークンは、プラットフォーム内で仮想グッズを購入したり、アバターをカスタマイズしたりするのに利用できる。
さらに、香港のユーザーには、マクドナルド全店舗で利用できるチキンマックナゲット1年無料券が当たるチャンスもある。
ユーザーは、メールアドレスだけでマックナゲッツランドに参加することができる。
顧客にメタバース体験を提供しているのはマクドナルドだけではない。複数の企業が仮想世界体験を利用して、オンラインロイヤリティプログラムを提供し、若年層に商品を売り込もうとしている。
ザ・サンドボックスの共同創設者兼COO(最高執行責任者)であるセバスチャン・ボルジェ氏はマクドナルドとの協力について、ザ・サンドボックスを新たな高みへと押し上げ、メタバースの大規模導入という同社の最終目標の達成に近づけるものであると期待を述べた。
●マクドナルドとWeb3の歴史
注目すべきは、マクドナルドが過去にもWeb3世界を模索していたということだ。
22年10月、マクドナルドは決済企業GoCryptoと協力し、スイス・ルガーノでビットコイン(BTC)、テザー(USDT)決済を受け入れると発表した。
21年には、中国市場での31周年を記念した188個のNFT(非代替性トークン)のコレクションを発売した。
マクドナルドとザ・サンドボックスの協力は、仮想世界に進出する世界的ブランドが増加しているというトレンドを浮き彫りにするものである。
ザ・サンドボックスはすでに、ワーナー・ミュージック・グループ、Ubisoft、グッチ、アディダスなど、数多くの有名企業との協業を成功させている。
スヌープ・ドッグ、スマーフ、ケアベア、ウォーキング・デッドなど、エンターテイメントのアイコン的存在も同社とコラボしている。
最近、ザ・サンドボックスプラットフォームにセルフパブリッシング機能が導入されたことで、パートナー企業は完全な形でメタバースの可能性を追求し、ユニークな顧客エクスペリエンスを広く提供することでブランドを収益化できるようになった。
この機能により、土地オーナーはザ・サンドボックスのマップ上に直接エクスペリエンスを立ち上げ、オーディエンスとのエンゲージメントとインタラクションを強化することができる。
マクドナルドがザ・サンドボックスでマックナゲッツランドを立ち上げる決断を下したことは、ブランド構築戦略におけるメタバースの重要性が高まっている証拠である。香港マクドナルドのランディ・ライCEO(最高経営責任者)は今回の動きについて、次のように述べた。
「香港に根付いて48年、マクドナルドは常に革新的なエクスペリエンスと幸せな瞬間を提供するよう努めてきた。ザ・サンドボックスと協力し、マクドナルドをテーマとした楽しさいっぱいのWeb3メタバースゲームエクスペリエンスを顧客に提供できることを嬉しく思う」
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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