スペインのプライベートバンクが暗号資産ファンドをローンチ

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 スペインのプライベートバンクであるA&Gは24日、スペイン初の規制対象暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドを立ち上げたと発表した。

 発表によると、この暗号資産ヘッジファンドは、Criptomonedas,F.I.Lという名前で登録され、スペインの金融市場規制当局であるCNMV(スペイン証券取引委員会)によって監督される。

 同社は、投資家間での暗号資産への関心が高まっていることから同ファンドの創設に至ったと説明。新たなファンドは、現物暗号資産を直接購入するのに比べ、より安全かつ効率的な選択肢を提供することができるという。

 プロの投資家のみが購入できる同ファンドは、CACEISとして知られるクレディ・アグリコルとサンタンデールの資産サービス部門を信託機関として指定している。

 CACEISは23年6月、フランスのAMF(市場金融庁)からEU(欧州連合)で暗号資産カストディサービスを提供するライセンスを取得した。

 一方、同ファンドは「4大」監査・会計大手PwCの監査を受ける。

 A&Gの投資責任者であるディエゴ・フェルナンデス・エリセス氏は、この新たなファンドは暗号資産へのエクスポージャーを求めるプロの投資家にとって理想的であるとコメントした。

 「(このファンドは)非常にリスクの高いファンドであるということを忘れることなく、暗号資産の世界に近づきたいと考えるヨーロッパのプロの投資家にとって最適なソリューションであると考えている」とエリセス氏は述べた。

 22年末時点でのA&Gの運用資産は124億ユーロ(140億ドル)だった。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/spains-ag-launches-new-crypto-fund-under-spanish-law-with-pwc-oversight.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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