日本のブロックチェーン開発会社ハッシュポートが850万ドルを調達

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 日本のブロックチェーン開発会社であるハッシュポートが、最新の資金調達活動で12億円(850万ドル)を得た。

 このシリーズCの資金調達ラウンドは、三井住友銀行、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、そして日本の有名な富豪で起業家の前澤友作氏などの大手プレイヤーが主導した。この資金調達により、ハッシュポートの総資金は20億円(約1420万ドル)に急増した。

 ハッシュポートはこの多額の資金注入で事業を強化し、強固なコンプライアンス管理システムを確立し、将来の拡大計画に不可欠である複雑な世界の規制環境を舵取りするチームを結成する予定だ。

 ハッシュポートのエコシステムは、2つの主要部分から成る。同じ名前の日本におけるブロックチェーン関連コンサルティング及びシステム・ソリューションと、NFT(非代替性トークン)専用に設計されたパブリックチェーンのにハッシュパレットだ。

 同社はさらに、第4四半期にザ・ランド・エルフ・クロッシングというメタバース・ゲームを開始する予定だ。

●ハッシュポート、エキスポ2025に協力予定

 ハッシュポート・グループの吉田世博社長は、日本の大阪市で開催予定の次の万博であるエキスポ2025に協力する意向を表明している。

 SBT(ソウルバウンド・トークン)と接続したデジタル・ウォレット及びデジタル・パスポートの開発が、この協力の目的だ。

 吉田氏は、「エキスポ2025は2800万人超の来客者を見込んでおり、このイベントで1000万人超がウェブ3を初めて体験すれば重要な機会になると予想される」と述べた。

 ハッシュポートの子会社であるパレット・チェーンは21年7月、暗号資産取引所のコインチェックと協力し、日本で初めてのIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を行った。

 取引所がICO(イニシャル・コイン・オファリング)を支援するこの革新的なIEOは、パレット・トークン(PLT)を約束して224億5000万円(1億6000万ドル)を集めた。

 パレット・チェーンはその後、同社の公式NFTマーケットプレイスであるPLTプレイスのユーザー数が37万人に達したと発表した。

●ハッシュポート、SBTの実用化を研究

 イーサリアム(ETH)の共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、個人や団体に特有の性質や属性をカプセル化するよう設計された、仮想の「魂」に似たデジタル・アイデンティティ・トークンであるSBTの概念を導入した。

 三井住友銀行は22年12月、デジタル資産会社のハッシュポートと提携し、SBTの実用化に焦点を当てたイニシアチブを発表した。

 三井住友銀行とハッシュポートは、コミュニティ、雇用、知識共有サービス、DAO(自律分散型組織)でのSBTの実用化を研究する計画だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/japanese-blockchain-developer-hashport-group-raises-85-million-funding.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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