ブロックチェーン・キャピタルのアカウントが乗っ取られ、偽のキャンペーンを告知
ハッカーは暗号資産(仮想通貨)専門ベンチャーキャピタル企業ブロックチェーン・キャピタルのX(旧ツイッター)アカウントのアクセスを取得したとみられ、詐欺として「BCAP」と呼ばれるトークンプレゼントを提供した。
ハッカーは8月9日に一連の投稿をし、顧客に暗号資産ウォレットを偽のウェブサイトリンクに接続するようにおびき寄せるため,トークン詐欺を宣伝した。
偽のウェブサイトのリンクはブロックチェーン・キャピタルの実際のサイトと似ていて、URLに「n」がひとつ多い。BCAPトークンの「無料プレゼント」を要求するために暗号資産ウォレットを接続するようにユーザーに指示した。
また、プレゼントのウィンドウは1日のみ開くことができると詐欺師は主張し、顧客の間でチャンスを逃すことへの不安をかき立てた。詐欺師は詐欺としてタグ付けされることを避けるため、コメント欄を無効にした。
しかし、ブロックチェーンの重要なプレーヤーや同プラットフォームの用心深いユーザーは詐欺に関する警告を与えた。
ブロックチェーン・キャピタルは数時間以内に不正アクセスされたアカウントの管理を取り戻し、詐欺のツイートを削除した。
・FBI(連邦捜査局)は暗号資産と非代替性トークン(NFT)詐欺を警告
犯罪者がNFTトークンの開発者のふりをし、偽の新しいNFTの発表を宣伝するために、SNSアカウントをハッキングする詐欺の急増についてFBIが緊急の警告を出した数日後に、ブロックチェーン・キャピタルのツイッターアカウントがハッキングされた。
SNSでのそのような詐欺の投稿は「数に限りあり」のようなことばを使い、緊急性を生み出すことを目的としていると警告は指摘した。
「こういった発表で提供されるリンクは特定のNFTプロジェクトの本物の拡張のように見えるなりすましウェブサイトに被害者を誘導するフィッシングリンクだ。なりすましウェブサイトは被害者に暗号資産ウォレットを接続させ、NFTを購入するように勧める」
被害者が暗号資産ウォレットを接続すると、犯人はドレイナースマートコントラクトを利用し、暗号資産とNFTを奪う。被害者のウォレットから盗まれたトークンは経路を分からなくさせるため、異なる「暗号資産ミキシングや交換所」を通して処理されるとFBIは記載した。
4月、暗号資産交換所で取引プラットフォーム「クーコイン」のツイッターアカウントがハッキングされ、攻撃者が偽のプレゼント詐欺を宣伝する似た事件が起きた。ハッキングは暗号資産で2万2600ドル以上の窃盗となった。
クーコインは偽のツイッター宣伝詐欺の被害者である影響を受けた顧客に全額払い戻すと約束し、プラットフォームのすべてのユーザーの資産は安全だと保証した。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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