X(旧ツイッター)が暗号資産決済やウォレット関連のライセンスを取得

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 ソーシャルメディア・プラットフォームのX(旧ツイッター)が、米国で暗号資産(仮想通貨)決済を処理できる規制上のライセンスを取得した。

 NMLS(全米複数州免許システム)の公開データによると、このライセンスはロードアイランド州通貨送金ライセンスで、28日に発行された。

 ロードアイランド州事業規制局の公式文書によると、この同州のライセンスによって、Xは自らまたは第三者に代わって「暗号資産での取引や暗号資産の管理の保守」といった活動を合法的に行えるようになる。

 テスラのCEO(最高経営責任者)でドージコイン(DOGE)のファンであるイーロン・マスク氏が所有するXは、ここ数週間で他の複数の州で送金業のライセンスも取得しているが、明示的に暗号資産を対象にしているのは、今回のロードアイランド州のライセンスだけのようだ。

 Xがライセンスを取得した他の州は、ミシガン州、ミズーリ州、ニューハンプシャー州、メリーランド州、ジョージア州、アリゾナ州だ。

●Xの暗号資産計画は未だ不透明

 Xがマスク氏の指揮の下で、同プラットフォームの決済に少なくとも1種の暗号資産を採用することは以前から噂されているが、Xがそのために必要なライセンスを保有していることが確かめられたのは今回が初めてだ。

 同社は近い将来に何らかの法定通貨決済機能を追加すると予想されており、多くの人々が暗号資産決済が後日追加されると考えている。

 フィナンシャル・タイムズは23年、マスク氏がXの社員に対し、将来的に暗号資産決済に対応できる形で決済機能を構築するよう指示したと報じた。

 Xには4億5000万人近くのアクティブ・ユーザーが存在し、同プラットフォームが暗号資産決済を採用すれば暗号資産市場にとって当然大きな出来事となる。

 Xはツイッターと呼ばれていた当時、NFT(非代替性トークン)の統合や、ビットコイン・ライトニング・ネットワークを使ったチップを試験していた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/elon-musks-x-social-media-platform-acquires-crypto-payments-license.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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