ドバイの暗号資産取引所JPEXが一部の業務を停止
ドバイに本社を置く暗号資産(仮想通貨)プラットフォームのJPEXが、詐欺の疑いで香港の警察および金融規制当局から捜査を受ける中、業務を一部停止していると報じられた。
同社は17日、23年9月18日付でトレーディングのインターフェースに関連する全ての取引を「取扱い停止」すると発表した。
「その時点で、新規の注文は不可能になる。既存の注文は、その商品の終了日まで継続し、報酬を受け取ることができる」
●JPEX:香港で「不当な扱い」
JPEXは、自社に対する「不当な扱い」について、香港の関連機関を非難した。同プラットフォームはまた、自社に関するネガティブなニュースによって、第三者のマーケット・メーカーが「故意に」資産を凍結したと語った。
「彼らが交渉のためにこのプラットフォームからのより多くの情報を要求し、流動性を制限し、日々の運営コストを大幅に増加させたことで、運営が困難になった」
さらに、同取引所は、ユーザーの利益を保護するためにこの流動性不足を解消するよう、マーケット・メーカーと交渉している。
●JPEXの「ラグプル」に関連してネット上の有名人が逮捕
JPEXプラットフォームに関する別の捜査で、香港警察は暗号資産取引所JPEXのラグプルを宣伝した疑いでネット上の有名人であるラム・ツォ氏を逮捕した。
逮捕の数日前には、香港の規制当局であるSFC(証券先物委員会)が、「未登録の」JPEXがソーシャルメディアのインフルエンサーやKOL(キー・オピニオン・リーダー)、そしてOTC(相対)暗号資産取引店を通じて、自社の商品やサービスを活発に宣伝していると警告していた。
18日の現地報道によると、香港警察は、通報や問い合わせのためのホットラインを設置している。「警察は今後、クイーンズロード・セントラル・セントラルに所在するラム・ツォ氏の会社を捜索する予定だ」という。
SFCは、「うますぎる」話には気を付けるよう注意を促した。この警告の後、一部のユーザーが、オンライン・アカウントからの暗号資産出金の際の問題を報告した。彼らは、同プラットフォームが高額な出金手数料を課していると非難している。
同取引所は17日、「出金手数料を徐々に通常の水準に調整する」と約束した。緊急出金リクエストを取り扱う専門の出金チームが設置される予定だという。
「この困難な時期をユーザーと共に乗り切りたいと考えている」
レイモンド・シウ警視総監が16日に記者会見で語ったところによると、香港の警察はJPEXに関し、総額3400万香港ドル(約430万ドル)に及ぶ83件の通報を受けている。
香港の当局者らは、8月に同社のファイル・ストレージ・サーバーがサイバー攻撃を受けて400ギガバイトのデータが盗まれたことを受け、サイバーポートと連絡を取り合い、サイバーセキュリティの保護について意見を述べている。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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