アバランチブロックチェーンの開発元、重要人材の新規雇用でインド市場拡大目指す

112905370_s.jpg

 アバランチブロックチェーンをサポートする暗号資産(仮想通貨)企業であるアバラボ(Ava Labs)が、インドの政府機関や組織と提携する計画であると報じられた。同社はこの提携を通じて、事業を拡大し、アバランチ(AVA)上のアプリケーション構築を促進しようとしている。

 19日の発表によると、同社は拡大計画の一環として、OKXのデヴィカ・ミッタル氏とポリゴンのカマクシ・アルジュン氏をインド事業と事業開発の責任者として採用した。

 OKX傘下のOkcoinでトークン上場責任者を務めたデヴィカ・ミッタル氏は、「アバラボがこの地域にその存在と影響力を拡大する手助けができることを嬉しく思う。アバラボが技術に精通している個人および企業で構成されるインドの大規模かつ拡大中の人口の需要に応えることができると確信している」と述べた。

 一方、カマクシ・アルジュン氏はポリゴン(MATIC)インドとテック・マヒンドラで指導的地位にあった。

 アバラボの事業開発担当副社長であるジョン・ナハス氏は、「彼らのブロックチェーン業界における豊富な経験とこの市場に対する深い理解は、われわれがこのような重要な地域に進出し、影響力を拡大しようとする上で不可欠なものである」と述べた。

 ミッタル氏はザ・ブロックのインタビューに対し、インドにおけるアバラボの事業は、発行、認証、サプライチェーン分野をターゲットにしていくと語った。同氏はまた、ブロックチェーンの普及を促進するアバランチサブネットの機能を強調し、同社がインドのための事業開発資金を用意していると明らかにした。

●インドのブロックチェーン推進、グローバル企業を呼び込む

 世界第2位の暗号資産市場であるインドには、「ブロックチェーンに対する有機的な情熱」があるとアバラボは述べている。この環境が同社の原動力となっているという。

 「アバラボがインドを重点地域にしているのは、ブロックチェーンに対する有機的な情熱だけでなく、インド政府がBC技術センターを設立などの取り組みを通じて、開発に拍車をかけたいという意欲を示しているからだ」と同社は述べた。

 さらに、ゴア州やテランガーナ州などを含むインドの州は、ブロックチェーン技術革新に強気であり続け、土地記録や車両登録のような実世界のユースケースにこの新興技術を活用するという独自の取り組みを始めている。

 eスポーツとライブストリーミングプラットフォームのLocoは、インドにおける注目すべきプロジェクトの1つで、一連のWeb3商品を構築し、独自のアバランチサブネットを使って革新的なファン体験を提供している。

 「インドは非常に大きな市場である。私たちが一緒に仕事をしたいと思っている機関やデベロッパーも多い。私たちはすでに、さまざまな大きな機関、非常に有名な機関と協議を進めており、政府機関ともすでに最終契約を結んでいる」とミッタル氏は述べたが、これ以上の詳細については明言を避けた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/avalanche-blockchain-developer-looks-expand-india-hires-key-positions.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ